天正遣欧少年使節
天正少年使節は、16世紀後半、信長や秀吉の時代にヨーロッパに渡り、ヴァチカンでローマ教皇の謁見を賜った日本人使節です。使節はヨーロッパの人々に日本を知らしめ、同時にヨーロッパからわが国に珍しい文物をもたらしました。活版印刷もその一つです。使節がヨーロッパから持ち帰った一台の印刷機によって、わが国に初めて活版印刷が誕生しました。『原マルチノの演説』は、彼らがヨーロッパからの帰路、その印刷機を用い、インドのゴアで出版した書物です。
派遣先
ゴア インド副王 
ポルトガル アルベルト枢機卿 
スペイン フィリポ2世謁見 
バチカン グレゴリオ13世謁見 
バチカン シスト5世戴冠式参列 
ヴェネチア 大統領謁見 
遣使
伊東マンショ 正使 
原マルチノ 副使 
中浦ジュリアン 
 
千々石ミゲル 
派遣者
大友宗麟(義鎮) 
大村純忠 
有馬鎮貴 
複書受理品
教皇シスト5世返書 
インド副王返書 

新規作成日:2002年2月12日/最終更新日:2002年2月12日