防衛庁職員と自衛隊員
防衛庁と自衛隊は同じ物。
役所としては防衛庁、実動組織としては自衛隊と言うらしい。
そうすると、防衛庁職員と、自衛隊員は同じ物なのか。
一般職と特別職に違いは有るのだろうか。
制服は自衛官、背広は一般職員。
総称して、自衛隊員と言うらしい。
言葉の響きとしては、防衛庁職員は文官・非戦闘員で、自衛隊員は制服・戦闘員と言う感じがするが、制度としては、そのようだ。
従って、自衛隊員 > 自衛官 である。
旧陸海軍の場合は、文官・軍人という分け方であり、陸海軍省は、大臣以下基本的に軍人であり、一部文官が職員であったのとは、大きく異なる。
さて、制服たる自衛官は、入隊時に「宣誓書」を書く。
一文に「事に臨んでは危険を顧みず責務の遂行に」と言うものがある。
警察、消防など、危険任務を帯びた職種は、任官時に類似の宣誓をしている。
公務員は、一般に任官時に、責務励行の宣誓をするが、「事に臨んでは危険を顧みず責務の遂行に」と言う部分は、特別のものである。
聞いてみると、一般職員であっても、宣誓書は同一と言う事だ。
従って、自衛官と一般職員の違いは、特別職と一般職、階級の有無だけで、責務の重さは同じらしい。
新規作成日:2002年5月19日/最終更新日:2002年5月19日