船内郵便局
船内郵便局とは、旅客その他乗員の便益のために、外国航路に就航する船舶内に設けられた郵便局とのことです。
かつて、客船が大洋を渡る交通手段であった頃は、多くの船に設置されていましたが、現在では、ほとんどなくなってしまいました。
現在、定例的に開設されているのは、「しらせ」、昭和49.10.10〜「東南アジア青年の船」、平成01.01.18〜「世界青年の船」で、この3局は全て東京郵政局の管轄です。
現在、貯金・保險の窓口はありません(以前存在した外航客船内の郵便局には貯金窓口があったらしい)。
昭和34年頃から昭和40年頃の南米移民船にも、開設されていました。
昭和34.06.04〜昭和45.05.01「ぶらじる丸」
昭和34.07.03〜昭和45.07.01「あるぜんちな丸」
昭和36.09.04〜昭和40.10.27「さんとす丸」
総理府の実施する「青年の船」にも、開設されていました。
昭和43.01.19〜平成01.01.17
湾岸戦争後のペルシャ湾派遣の海上自衛隊艦艇にも、平成03.04.26〜平成03.11.06「ときわ」、平成04.09.17〜平成04.12.29「とわだ」に船内局が開設されていました。
また、同時テロ後、インド洋派遣の海上自衛隊艦艇にも、平成13.11.09〜平成14.03.20「くらま」、平成13.11.09〜平成14.03.20、平成14.06.08〜「はまな」、平成13.11.25〜平成14.04.27、平成14.07.24〜「とわだ」、平成14.02.12〜平成14.08.10「ときわ」、平成14.02.12〜平成14.08.10「はるな」、平成14.07.01〜「いなづま」、平成14.09.17〜「ひえい」に船内局が開設されています。
参考情報
新規作成日:2002年10月6日/最終更新日:2002年11月6日