ロシア戦略ロケット軍

ロシア軍は、ソ連軍以来の組織体系として、陸軍、海軍、空軍、防空空軍、戦略ロケット軍から構成されていたが、防空空軍は空軍に統合されている。
そして、宇宙防衛関連軍も新設されている。

戦略ロケット軍は、我が国流に訳せば「戦略ミサイル軍」である。

地上発射の戦略ミサイルを装備しており、潜水艦発射ミサイルは海軍の管轄下、戦略爆撃機は空軍の指揮下にある。

ICBM

IRBM
戦略ロケット軍 中央司令部は、モスクワ郊外にあり、中央司令室は地下30mにある。

ロシア全土に19個所の基地をもつ。

カルタリー基地には46基のSS-18戦略ミサイルがあり、地下25mに7つの発射管制室がある。1つの発射管制室で、約10基を管制。3交代制で24時間アラート。

大統領命令は、赤電話で中央司令室に直接伝達される。
当直司令官が、発射するミサイルの種類、目標を指示する。

冷戦時代は、1400基、7000発を保有していた。
現在は、700基、3000発。
内 SS-25 Topol が360基。

1995戦略核弾頭 ソ連11000、アメリカ13000を保有。
削減交渉により戦略核弾頭 ソ連5000、アメリカ5500
2002.5モスクワ条約 2010までに、 1700−2200に削減。

プレセツク発射試験場。
発射試験は、ソ連時代には毎月実施されていたが、現在は年4回程度。

CEP:半数必中界。弾道ミサイルの精度の方式で、発射ミサイルの半数は、この半径の中に着弾するもの。



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新規作成日:2003年1月26日/最終更新日:2003年2月18日