水中ロボット

水中ロボット、無人潜航艇とも言われる。
各種の都合で有人と出来ない場合に利用される。

各種の都合とは以下の物がある。
・潜航深度の都合で技術的安全性の観点などから。
・狭い場所など、有人潜航艇では大きくて困る場合。
・危険を伴う作業のため。

操縦方法は、基本的にリモートコントロールとなる。
しかしながら、水中では電波が通じないため、ケーブルによる通信手段とせざるを得ず、行動範囲に制約が生じる。

最近では、コンピュータ制御が進化し、あらかじめ設定されたプログラムにより、自律的なスタンドアロンにより、行動が可能なものも出来ている。
この場合、想定される状況には自ずと範囲が限定され、異例の事態が発生した場合、制御を失うか、或いは自動浮上などにより回避することになる。

この観点から、ホーミング魚雷なども、自律制御に当たるのだが、一般に水中ロボットの範囲には入れられることはない。


無人探査艇としては、深海海洋調査にしばし利用される。
海中は深く潜るに従いものすごい水圧がかかってくる。
これに対応するためには、ものすごい剛性を持った船体が必要になってくる。
特に、有人潜水艇の場合、乗員の安全確保から、技術的にも困難な要素が多い。
その為、有人潜水艇の潜航深度の限界を超える部分は、無人潜航艇の出番となってくる。無人潜航艇の場合、乗員スペースを必要とせず、船体を小型化できる。


JAMSTEC 海洋研究開発機構(旧 海洋科学技術センター) 深海調査研究船「かいれい」探査機運転室
Dcim0906/DSC_6477. Dcim0906/DSC_6482.

JAMSTEC 海洋研究開発機構(旧 海洋科学技術センター) 無人探査機「かいこう7000」
Dcim0907/DSC_6556. Dcim0907/DSC_6542.

JAMSTEC 海洋研究開発機構(旧 海洋科学技術センター) マリンロボット「MROV」
Dcim1731/DSC_7633.

また、海洋調査としては、広範囲にわたり、潜航して情報を収集することが必要となる場合もある。
しかしながら、ケーブルに依存していてははなはだ困難であった。
が、自律制御が可能となり、目下研究が進められている。


JAMSTEC 海洋研究開発機構(旧 海洋科学技術センター) 深海巡航探査機「うらしま」
Dcim1731/DSC_7656. Dcim1731/DSC_7648.

水中ロボットとしては、潜航作業用のものがある。
防災用としては、捜索救難用のものがある。


東京消防庁
Dcim0654/DSC_0539. Dcim0654/DSC_0544.

海洋土木工事用としても、作られている。


東京大学 先端科学技術研究センター
Dcim1828/DSC_4826. Dcim1828/DSC_4853.

また、機雷掃討用のものも普及している。


S-7機雷処分具
Dsc_3976.

新型 機雷処分具 S-10?
Dcim0477/Dsc_5607.



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新規作成日:2005年6月9日/最終更新日:2005年6月9日