Another HTML-lintってご存じですか? Web上でHTMLなどの文法をチェックして点数付けしてくれるサイトです。 文法チェッカーなので、ここで満点を取ったから素晴らしい文書、と言うわけではもちろんないですが、文法に従ってHTMLを書くことで、どのブラウザでもきちんと表示できるページを作りやすくなるのは確かです。 使って損はないサービスですよ。

で、嬉しいことにこのサイトをローカルで使えるようにダウンロードサービスがあります。 結局のところ、私の通信環境がCATVであるせいか、Web上でチェックしてもローカルでチェックしても、あまりスピードは変わりませんでしたが、ダイアルアップの方などは使ってみる価値はありそうです。 ここでは、Windows2000(たぶん、95以降のマシンなら出来ると思いますが)にフリーのWebサーバーとして有名なApacheを組み合わせてAnother HTML-lintを使ってみた体験記を書いてみたいと思います。 あくまで体験記です。 私はこの手の分野に非常に暗いので、正確な方法をお知らせは出来ません。

まず、OS以外に以下のものをダウンロードしてきました。

ApacheとActivePerlは特にWebサーバーを必要としていなくても、ローカルでCGIをチェックする環境を構築するのに使えるはずです。 Apacheでなくても、AN HTTPDという国産のWebサーバーもあります。 私は何となくApacheを入れてしまいましたが、AN HTTPDはGUIで設定出来るみたいで、わかりやすいかもしれません。 ActivePerlはWin32用のPerlらしいです。 Jcode.pmのダウンロードはわかりづらかったというか、via CPANの設定がよくわからなかったので、Jcode-0.68.zipを直接ダウンロードしました。

まずはApacheからインストールしたのかな。 Windows Installerの指示に従って適当にインストールできました。 試しに、localhost (127.0.0.1)を見て、Apacheの初期設定で表示されるか確かめてみます。 httpd.confなどでDocumentRootの設定を変えれば、http://localhost/とやった時のフォルダを変更できるはずですし、必要なければindex.htmlなどを適当に編集すればよいでしょう。

次はActivePerlをインストールしました。 これもWindows Installerの通りにインストール。 特に問題なかったようです。

次はjcode.pmですが、落としてきたzipを展開した中にwin_install.plというファイルがあるので、これを実行すればインストールされました。 ActivePerlのインストールがされている必要があるみたいですね。

あとはAnother HTML-lintのファイルを展開して、適当なフォルダに納めます。 htmllintenvをhtmllint.envにリネームして、最初の数行にある、CGI用ディレクトリの設定を絶対パスに置き換えました。 また、これはWebサーバーのAlias設定でどうにかなるのかもしれませんが、htmllint.cgiとtagslist.cgiの一行目を書き換えました。 C:\Perl\bin\perl.exeならば、C:/Perl/bin/perlとするみたいです。 perlのある場所を指定するらしいですね。 とりあえず、こうしたら動いたので良しという感じですが。

今度はApacheのhttpd.confファイルを編集して、Another HTML-lintのファイルを展開したフォルダに設定を行います。 ServerRoot以下においておけば特に設定は必要ないらしいですが、私はToolsと言うツールを格納するフォルダの方に納めているので、設定をしました。 と言っても、DocumentRootの設定をコピー&ペーストして、あとはCGIを実行できるようにしただけです。 www.apache.or.jpなどを見たところ、以下を加えればよいようです。

  1. Options +ExecCGI
  2. AddHandler cgi-script .cgi

まあ、これで動きました。 ついでにAliasも付け加えておきました。

自己満足に過ぎないわけですが、ようやくAnother HTML-lintを導入できました。 私のところはGlobal IPが来てないし、Webサーバー立ち上げてもあまり意味がないのですが、こういう使い方が出来ると嬉しくなりますね。 でも、私みたいな人間がWebサーバーの管理者になったら、たちまちSPAMやDDoSとかの踏み台にされそうですね...(汗)。