1092 ロシア艦隊寄港

1092 ロシア艦隊寄港 観測記 平成16年8月30日 月曜 〜 平成16年9月5日 月曜

2004秋にロシア海軍艦艇が来日し、親善訓練を行う噂があった。ロシア大使館に確認してみると、なにやら気配はあるようだ。
その後、北海道新聞のホームページに「ロシア太平洋艦隊の3隻 28日から訪日」との掲載があった。
しかしながら、2004.8.23現在、海上自衛隊側の広報はなかった。
果たして、2004.8.24 14:00を過ぎて海上幕僚幹部広報より開示された。
当初の予定では28日といえば総合火力演習の公開日であったが、ことロシア艦艇といえば、優先順位は決まる。が、30日からということで、重なることはなくなった。
しかしながら、総合火力演習の直後に、ロシア艦隊といえば、なかなかハードなスケジュールではある。
また、デジカメ導入後、初めての遠征であり、支援機材の実力が試される。


平成16年8月29日 日曜 雨

◎移動、反転
当初は早くに移動し、広島を見てと思っていたのだが、さすがに準備が追いつかず、昼頃となってしまった。
さて、荷物は3つにまとめた。こんなにたくさんと世間では言うが、私にすれば、良くぞ3つに収めた。しかし、持ち上げてずっしり重い。カートで引きずると楽だが、機材のためには振動を与えたくはない。
目黒駅到着の12:20、タイミングよく連絡があり、台風通過の影響で、入港等の行事は標記予定より1日順延となったことがわかった。
さてどうするか。広島で1日あいても天気が悪ければあまりありがたくない。
戻るのも重いし、どこかで時間を潰して夜行でも良いのだが、天気が悪ければ意味がない。ということで、一旦撤収。


1092w1 呉
平成16年8月30日 月曜 曇り/雨

◎移動日
さて移動日なのだが、台風の進路がちょうど広島を通過しそうだ。今日の午後はその佳境のようだ。急いで行っても現地での本日の行動はあまり面白くなさそうだ。と、トーンダウン。6:00に起きたものの、7:00過ぎて出発、昨日の教訓から、引きずりカートを動員、機器の移動にはちと気になるのだが、段差等に気を使えば問題も少ないだろう。8:00目黒で、8:33のぞみ45号広島行き。自由席もまあ座れる。雪谷高校を写してやろうと思ったが、木がかなり茂っていて校舎が見えない。東京−新横浜の利用客もかなり多い。新横浜からパソコンでデータ入力を始めるが、作業をするにはちと揺れる。更にちと酔いそうになる。京都で空いたので、電源の取れる席に変更。果たして新幹線は広島以遠は運行を見合わせていて、在来線も岩国以遠は動いていない。広島駅到着前にホームが空かないと言うことで約10分遅れ。12:50頃下車。広島で途中下車してどこか見て行こうと思ったが、雨足も強く断念。13:25?快速で呉へ向かい13:55?呉。と、後続2本で以降の運転は見合わせ。広島で降りていたらかなり面倒なことになっていた。呉市交通局で、路線図、時刻表と、呉市交通局60年史を調達。15:20?ビューポート呉ホテル(呉海員会館)へチェックイン。とりあえず、軍資金準備にと思ったら、呉には都市銀行がない。郵便局へよって、コンビニよって戻るが、横殴りの雨になっていて、傘を全損。


1092w2 呉 海上保安資料館見学、入船山記念館見学、ロシア艦隊入港
平成16年8月31日 火曜 曇り/晴れ 6:00〜14:20

◎海上保安資料館見学、入船山記念館見学、ロシア艦隊入港
台風一過のはずが、なにやら雨雲さえ見える。今日は先ずは海上保安資料館へ。9:00?-10:20?海上保安資料館見学。10:35?バスで駅に戻って、今度は入船山記念館へ。11:05-11:45?入船山記念館見学。バスでアレイからすこじまへ。と、沖にDDH144「くらま」の姿が。後続のロシア艦も見える。12:20?入場、桟橋へ。
DDH144「くらま」は既に着桟作業中で、大型対潜艦「マーシャル・シャポシュニコフ」、がそれに続き、以降、「ゆうだち」、ミサイル哨戒艇「R−29」、揚陸艦「BDK−11」、の順に着桟。続いて13:30-13:50入港歓迎行事。ロシア側の通訳が、どうも海上自衛隊の事を「海上保安庁」と訳したようだが・・・。
14:45コンビニでドリンクとカキ氷を調達し、裏山へ。続いて変電所側の山へ向かうが、タッチの差で時間1本のバスを逃して徒歩移動。以前来たときにはもっとイージーだった記憶があるのだが・・・。山を降りて、16:54再びコンビニでドリンクとカキ氷を調達し、バスで17:10警固屋(けごや)ドックへ。更にバスで、17:25音戸へ。音戸の渡しを往復。17:47ちょうど石崎汽船の高速船が通過していった。バスで駅に戻り、18:40海岸4丁目へ。朝方気になった水中翼船は、大和ミュージアムの屋外展示のようだ。日も落ちたので、撤収。
19:20コンビニ寄ってホテルへ。


1092w3 呉 日露SAREX事前調整会議、船の資料展示「収蔵施設」、呉海軍墓地、ロシア艦隊一般公開
平成16年9月1日 水曜 曇り/小雨 6:00〜14:20

◎日露SAREX事前調整会議、船の資料展示「収蔵施設」、呉海軍墓地、ロシア艦隊一般公開
今日は先ずは8:00-8:10歴史の見える丘へ。8:30入場で、9:05-9:15日露SAREX事前調整会議取材。9:35コンビによって、今度は船の資料展示「収蔵施設」へ。バスで海岸2丁目まで行って10:15-10:20水中翼船を見て、10:25-11:00船の資料展示「収蔵施設」見学。11:25-11:40海上保安庁の桟橋を見て、時間があるので、バスで呉海軍墓地へ。12:25-12:40呉海軍墓地見学。バスで駅に戻り、更にバスでアレイからすこじまへ。13:30コンビニ寄ってアレイからすこじまで一服。13:45?入場、既に100名単位の行列が出来ている。一般公開だが、ロシア艦3隻とも見せてくれるのは嬉しいのだが、「マーシャル・シャポシュニコフ」が10名単位で常時3グループのみの巡回ということで艦上はクリアだが待ち行列がすごくなる。14:10-14:30「マーシャル・シャポシュニコフ」見学。続いて14:35-15:00揚陸艦「BDK−11」、艦内にはБTP−80(BTR-80)装輪装甲車が搭載されていた。15:05-15:30ミサイル哨戒艇「R−29」を見学。DDH144「くらま」艦上からと思ったら時間切れ。と、DDH144「くらま」前艦長より電話で面会に行く。雨も降って来たので撤収。ふと街中へ。カメラのキムラがあったので、乗員の記念写真をプリント。コンビニ寄ってホテルへ10:25-11:00。ふと横になったら0:10になっていた。
本日の一般公開見学者数は657名。


1092w4 呉 ロシア艦隊一般公開、江田島
平成16年9月2日 木曜 晴れ 6:00〜14:20

◎ロシア艦隊一般公開、江田島
今日は先ずは8:00-9:10桟橋へ。ちょうど迫口さんと合流、タクシーで9:20アレイからすこじまへ。9:25入場、既に10名単位の行列が出来ている。今日も「マーシャル・シャポシュニコフ」は20名単位で常時3グループのみの巡回ということで、10:30乗艦「マーシャル・シャポシュニコフ」見学。続いて11:00 DDH144くらま、DD103乗艦。11:15-11:45揚陸艦「BDK−11」、艦内のБTP−80(BTR-80)装輪装甲車をつぶさに撮影。11:45-12:00ミサイル哨戒艇「R−29」を見学。
バスで駅へ戻って、13:10高速船で江田島小用へ。バスで術科学校へ。13:30過ぎにはついたが、次の見学は15:00からで、しばし待機。と、売店で練習艦隊の記念撮影に来ていた写真館の方にお会いした。14:45見学ツアー開始。平日のコースは生徒館前を通って教育参考館とのことだが、ロシア艦隊のツアーのおかげで、大講堂が開いていて見学。教育参考館を見て16:10集合、終了。バスで小用へ戻り、17:10の高速艇で呉へ。一旦ホテルへ戻り風呂で一服。18:15阪急ホテル集合で、明日の取材の懇親会。20:30?解散。
ロシア艦が電飾をやっているのだが、遠方から写して作戦終了。
本日の一般公開見学者数は631名。


1092w5 呉〜関門海峡 ロシア艦隊出港、DDH144くらま航海
平成16年9月3日 金曜 晴れ 6:00〜14:20

◎ロシア艦隊出港、DDH144くらま航海
5:20起床、6:00チェックアウト、6:15集合で、桟橋へ。DDH144くらま乗艦。出港前の記念品交換の後、7:39くらま出港。続いてロシア艦隊も順次出港。コースは関門海峡経由ということで、比較的ゆっくりと航行。当初は行き交う船もあったが、やがて外海のように一面の海。9:50-10:25訓練内容のブリーフィング。ヘリの搭乗チェック。11:30昼食。13:07放水訓練。14:55夕食準備風景撮影、15:15 CDC撮影。16:00夕食。17:10-17:20ヘリのブリーフィング。18:00-18:30関門海峡通過。


1092w6 対馬沖 日露共同訓練、DDH144くらま航海
平成16年9月4日 土曜 晴れ 6:00〜14:20

◎日露共同訓練、DDH144くらま航海
6:00起床の発令があったはずだが気づかず、6:09目覚め。6:15朝食。8:15ヘリ発艦。9:25通信訓練。最初は旗旒信号だが、なかなか段取り良く進まない。続いて9:35発光信号、こちらはまずまず。次は陣形運動。DDH144「くらま」、大型対潜艦「マーシャル・シャポシュニコフ」、揚陸艦「BDK−11」、「ゆうだち」、の順のため、大きさと距離の関係から、後続艦が都合よく見えない。11:20ヘリの着艦を見て11:50昼食。さて、ここまでの撮影枚数もかなりとなったので、データ処理。昼食後、12:30第二護衛隊群司令官の記者会見。ヘリ搭乗準備の後、13:25ヘリ搭乗、13:45発艦。想定遭難船「かみしま」に対し、ka25がホイスト。続いて想定遭難船のミサイル哨戒艇「R−29」に対し、SH60Jがホイスト。「R−29」の発煙は迫真の演技。実際の火災か、はたまた被弾炎上かというところ。ロシアの内火艇が接近し乗艦、日本の内火艇が接近し放水。16:30最後に、日露両部隊が反航し、登舷礼。16:50着艦。17:30夕食、後、18:15-21:00ヘリの夜間離発艦訓練。ほとんどぶれるのだが、貴重な絵である。果たして今日の撮影枚数は約2000、中間のデータ処理で余裕となった容量を丸々使用した。


1092w7 佐世保 DDH144くらま入港
平成16年9月5日 日曜 晴れ 6:00〜14:20

◎DDH144くらま航海佐世保入港
今日は6:00起床の発令前に目覚めて少しデータ処理。6:15朝食。ヘリ発艦。艦橋で艦長、郡司令に挨拶後入港状況の見学。9:00前に下艦、車で駅まで送っていただき、9:15の電車で博多へ。昼食後、12:25の500系新幹線に乗車。時速300kmを体感。電源をあてにしていたら、プラグがT型になっている。


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新規作成日:2004年9月14日/最終更新日:2004年9月14日