1169 東京 東京大学 先端科学技術研究センター キャンパス公開2005

1169 東京 観測記 平成17年6月3日 金曜 曇り 14:00〜16:20

今日は、東京大学 先端科学技術研究センター キャンパス公開2005へ。
13:33新宿⇒東北沢、と、方向を誤り迷走。
敷地内の建物は、蔦に埋もれている昭和初期のレンガ造りのものが多いが、近代的なものも多い。
内容をロクに知らずに来たが、今年は37の研究分野から62研究テーマの紹介が予定されていると言うことで、すべてを見るつもりなら朝から来る必要があった。

まずは風洞施設へ、と思ったら時間指定。
で、まずは試作工場、基本的に材料加工場だ。
続いて14:30一号館、風洞施設へ。この「大型低速風洞」(通称3メートル風洞)は1930年(昭和5年)建造で、かつて、航研機や、東海道新幹線、国産旅客機YS-11、富士山頂の観測ドームの実験にも使用された由緒あるもの。現在は、スポーツ選手のトレーニングなどに使われており、さる5月13日にはノルディックスキー複合のナショナルチームが訪れたという。風洞本体は木製で、気温・湿度の変化による木の伸縮をあらかじめ見込んだ、二重構造になっている。円形で作るのはコストがかかるため、現在は四角く作ることがほとんどだそうで、そのため先端研のこの風洞は極めて珍しい。計器盤は風洞設置時からあるもので、独Siemens社製、なんと大理石で出来ている。機械で交流を直流にしているということだが、勝鬨橋同様の装置のようだ。
奥の部屋には「大気乱流風洞」がある。
その裏手にある「垂直風洞」(通称きりもみ風洞)では、アオギリ、菩提樹、ユリノキ、オニモミジなど過去に様々な種子について実験・観測がおこなわれ、重心の位置や飛び方、回転数、種子の広がり方などが確かめられたそうだ。
また、今回は公開対象ではなかったが、階段を2階へ上ると「三次元煙風洞」が設置されている。風洞内に煙の線を発生させ、その中に様々なものを固定し、煙の動きで風の流れを見ることができるもの。
続いて、海中工学研究センターの、海を拓く海中ロボット。類似のものはJAMSTECなどでも開発が進められているが、それぞれに特色があるようだ。

・東京大学 先端科学技術研究センター (03-5452-5111)〒153-8904東京都目黒区駒場4-6-1
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/


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新規作成日:2005年6月3日/最終更新日:2005年6月3日