1364 東京港 第4回水際危機管理対策合同保安訓練

1364 東京港 観測記 平成16年5月11日 火曜 晴れ 9:35〜12:05

今日は、第4回水際危機管理対策合同保安訓練へ。管制時間が9:00-12:30なので、早めの出動と思いつつ。。。西小山⇒目黒⇒大崎⇒国際展示場。
9:35展示場の屋上から洋上を、と思ったが、最初に洋上訓練があって、その後は陸上訓練のようで、逃してしまった。しかも撮影サイズがSになっているし。。。
会場へ。布陣位置は悩むところだが、洋上訓練は水際が良い。
11:00-11:15洋上訓練。容疑船の追跡、警告弾、制圧。11:16海上保安庁のスーパーピューマが航過。
11:20-11:39陸上訓練。密航者上陸、パトカーの追跡、検挙。機動隊が取り囲んで密航者検挙。X線検査車により不審物検査。麻薬探知犬による麻薬捜査。入国管理のバスで密航者を連行。
11:43講評にて終了。12:05には機動隊車両も撤収。
12:10続いて「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2007」、「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」へ。
東京港晴海ふ頭で実施された初回に比べて参加規模が小ぶりになっているが、訓練内容は一通りのものである。

訓練参加機関
警視庁、東京入国管理局、東京税関、海上保安庁、東京都港湾局
千葉港、横浜港、川崎港、横須賀港の関係機関

訓練内容
・海上での密輸船事案への対処訓練(海上訓練会場)
東京港外において停泊中の外国貨物船に接近し不審な行動をとる船舶を、巡回中の東京税関監視艇が発見し、接近したところ、速力を上げて逃走を開始した。通報を受けた海上保安庁巡視艇、警視庁警備艇、東京入国管理局警備艇が連携して追跡捕捉し、容疑者を制圧し逮捕。その後、船内の捜索で覚せい剤を発見し、押収する。
・ふ頭内での密入国事案への対処訓練(陸上訓練会場)
港湾事業者が多目的ふ頭に停泊中の船舶から不審者(密航者)が降りてくるのを発見、通報。警視庁が中心となって密航者を検挙する。その後、東京入国管理局、東京税関、海上保安庁が密航船内を捜索し、船舶内に隠れていた密航者を発見し、確保する。さらに船舶内に隠匿していたけん銃を発見、押収する。また、麻薬探知犬による貨物の検査により覚せい剤を発見する。

訓練参加船艇
・東京海上保安部 CL135 いそぎく、CL136 やまぶき、
・警視庁水上警察署 警備艇 視12 ひので
・東京税関 税関監視艇 あさま
・入国管理 ふじかぜ
・東京都 わかしお
参加人員:約200人
装備:警備艇・巡視艇、X線検査車両、ヘリコプター、麻薬探知犬等


東京湾保安対策協議会
東京湾岸の各港湾管理者と各都県警察、国の関係機関が連携・協力し、密輸・密入国等の犯罪に強い港づくりを目指し、もって首都圏の治安を向上させるため設置されている。
きっかけは、2002年末に、ここ晴海ふ頭で発生した密入国事案等によるもので、平成16年5月11日に第一回の水際危機管理対策合同保安訓練が実施され、今回で四回目となる。

東京湾保安対策協議会 構成機関
各港湾管理者
千葉県(千葉港、木更津港)、東京都(東京港)、横浜市(横浜港)、川崎市(川崎港)、横須賀市(横須賀港)
各都県警察
警視庁、千葉県警察本部、神奈川県警察本部
国の関係機関
関東管区警察局、東京入国管理局、東京税関、横浜税関、第三管区海上保安本部

水際危機管理対策合同保安訓練
平成16年5月11日 水際危機管理対策合同保安訓練(東京港晴海ふ頭)
平成17年6月23日 第2回水際危機管理対策合同保安訓練(横浜港大黒ふ頭)
平成18年7月20日 第3回水際危機管理対策合同保安訓練(千葉港中央ふ頭)
平成19年10月18日 第4回水際危機管理対策合同保安訓練(東京港多目的ふ頭)




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新規作成日:2007年10月19日/最終更新日:2007年10月19日