585 清水港・駿河湾・田子の浦港 駿河湾マリンフェスタ99 はるさめ、しらゆき 航海、つしま、ゆりしま、あわしま、さくしま 見学、夜景

585 駿河湾マリンフェスタ99 観測記 平成11年7月31日 土曜〜8月1日 日曜

今年の、海上自衛隊横須賀地方隊の展示訓練は、駿河湾で行われる。静岡は2年程前の出張でお馴染みだし、比較的近いので楽しみにしていた。事前応募を往復はがきで申し込んでいたが…。普通なら、パラパラと外れ券が戻ってきて、残りの当選に期待するのだが、今回は一度に全滅で戻ってきた。呆然とすると共に、一切の気力も抜けてしまった。しかし、ありがたい物で、各所の仲間より、融通の話を頂き、出陣となった。
往復に関しては、通常新幹線だが、経費節減や、早朝起床を回避する意味で、車での往復を企画。館山でも150km程あるので、実質清水は大差ないし。

平成11年7月30日 金曜
21:35自宅発(67249km)⇒大崎で会津若松の安部氏と合流⇒22:00給油(67256km)⇒第三京浜\250⇒横浜新道\200⇒国道一号、なんとなく渋滞。ちょうど同乗者の携帯電話に、なぜか私あての電話が入る。渋滞中なので、流れ始めるまで会話。便利な時代になった物だ。⇒西湘バイパス\250⇒24:25小田原(67333km)⇒箱根新道\250⇒01:50富士の辺りの道の駅(67397km)⇒02:20?江尻港(67412km/163km)。深夜の為、ほぼ順調の走行、家からだと約4時間20分だ。途中、箱根越えで霧の中、三島に下りても星が見えず、不安がよぎったが、清水では、満点の星空。果たして江尻港には、掃海艇と、支援(航路哨戒)の船艇がいて、こういった船の夜景は、滅多に機会に恵まれないので、電燈艦飾が終了している深夜にも関わらず作戦開始。そして、清水港日之出埠頭へ。一通り写し終わると、04:00?何やら東の空が白み始めている。夜明けの景観にも色気が出たが、今後の為に車中仮眠。

平成11年7月31日 土曜 晴れ
眩しさに目覚め「朝じゃ」が、まだ05:00過ぎ でも、ぴーかん。しかし、目覚めすっきりで、眠くも無い。ごそごそ動き出し、5:40コンビニ買い出しで、軽い朝食。06:00艦では総員起こし。さて、勝手知ったる清水港、塚間の渡しで往復し、日之出埠頭の艦艇を撮影。7:10⇒7:20⇒7:30塚間の渡し\280*2。「こんな作戦ほかの誰が知っているものか」と思ったら、他に1名、実は親がカナサシにお勤めとか。07:45時刻規正、08:00艦旗掲揚。もう既に岸壁には人が集まってきている。宿へ行き、車を置いて、日之出埠頭へ。地元の渡辺さんや、雑誌「丸」で高名な広島さんらとお会いし、紆余曲折の上、今日の乗艦は、渡辺氏、安藤氏と3人で、DD102はるさめ。地方隊展示訓練は、地方総監座乗の艦が中心で、ましてや展示艦側はイマイチと、この段階では思っていたが、先ずは乗艦できる事がポイント、感謝。
10:00?出港、一路駿河湾へ。渡辺氏らと、艦内を巡回。今日の陣地は、上甲板艦橋前。11:30過ぎ、整形、12:00開始。まずは反航、敬礼。南西に位置する艦からは、北東から南下する艦を、富士山と共に収めるという、駿河湾ならではの、情景が確保できる。続いて編隊飛行、ちょうど本艦が、左回頭中で、思わぬ占位となった。訓練展示で、ヘリの発艦展示。潜水艦の潜航浮上。掃海艇2隻とHSS2Bの支援により、水中処分隊の機雷処分展示。US1着離水展示。最後に航空自衛隊F15が2機、駿河湾をダイナミックに飛行。これにて訓練展示終了。鳴り物もなく、おとなしい物だったが、清水港100周年にあわせた行事だからだろうか。14:00過ぎ、入港。渡辺氏、安藤氏と、コンビニで軽食を用意し、車で江尻埠頭へ。岸壁で休息していると、15:00 航空自衛隊のBlueImpuls6機編隊が、日之出埠頭を豪快に航過。そう、明日のフライトの訓練のようだ。15:00-15:30と言う事から、これで終わりとも思えず、さっそく撮影体制。BlueImpulsの撮影そのものは、航空祭で十分だから、今回は「in清水港」がテーマ。望星丸出港中に上空のT4BlueImpulsなんて写真は、おそらく二度とないであろう。上空の写真だけなら、百里辺りで写した物を「清水の」と言っても、ほとんど区別付かないかも知れない。フライトは、東から日之出埠頭、南から日之出埠頭の2パターン。南からのアプローチは、川崎汽船のファンネル越しになかなかの情景だが、無線を持たない為、突如現れる。100-300mmで、主に広域帯で撮影。15:20最後の飛行だった。
続いて、掃海艇を見学。奇しくも、ペルシャ湾出陣の3隻が揃っている。17:00前、退艦。安藤君を清水駅まで送って、渡辺氏と袖師埠頭へ。興津埠頭でコンテナ船の出港を見送り、渡辺氏を村松の自宅付近へ送って、夜戦。19:15-22:00電燈艦飾実施時間だ。最初はやや明るかったが、先ずは、日之出埠頭の南から。南端のPM06おきつ、北端のTSL希望もゲット。江尻埠頭へ移動し、特務艇などもゲット。対岸に回るが、途中で「電燈艦飾終了1分前」のつれないアナウンス。22:00消灯で作戦終了。今日の宿、清水海員会館へ。JEIS(日本船舶職員養成協会)のメンバーと言う事で、船員扱いの\3700。和室で、料金を考えるとグッド。23:00迄と言うお風呂で汗を流し、水で冷却。なんせ濡れタオルが背中であったまるのだから…。23:25コンビニ買い出し。「休日出勤の為申し込まなかったがやっぱり乗りたい」と言う事で無謀にも券なしで清水へやって来た2名と打ち合わせ。荷物の整理をして、25:30バタンキュー。

平成11年8月1日 日曜 晴れ
06:00過ぎ、明るさに目覚め。当初、今日は、焼津等周辺と、富士山を背景に入出港の撮影をと考えていたが、渡辺氏らのお勧めで乗艦へ。07:00過ぎ、出動。07:30江尻埠頭。航路哨戒の4隻の出港をねらったが、既に1隻は出港済。残る3隻も、体制は取っているもののなかなか動かない。07:45時刻規正、08:00艦旗掲揚。そして順次出港。この手の船艇の洋上での姿は、珍しい部類に入る。ふと三保沖を見ると、潜水艦も動きそうだ。乗艦の時間もあるのだが、もう少しと粘る。やがて舵を切って沖へ向かう姿を確認し08:45撤収、8:55コンビニ買い出し。日之出埠頭周辺は、みなと祭で、駐車場も閉鎖されていて、外れて駐車場所を確保。09:30?乗艦。今日は、DD123しらゆき、北村正仁氏、小杉氏、渡辺氏、川嵜氏、佐藤隆氏、そして券なし来訪の横山秋山両名も何とか現地調達で乗艦。広島氏はDD122はつゆき に乗艦。10:10?出港、一路駿河湾へ。川嵜氏は、昨日はUS横田基地を見学されていたが「横田にUSCGのC130が居た」と話された瞬間、「BlueImpulsなど飛行機なんて」と言っていた渡辺氏の全身に(羊が狼に変身したような)鋭いパワーがみなぎったのを私は見た。渡辺氏と、艦内を巡回。今日の陣地は、艦尾甲板。と、体験航海のTSL希望が、高速でかっ飛んでいった(波がまるで違う)。11:30過ぎ?、整形、12:00開始。まずは反航、敬礼。艦尾からでは、単縦陣が撮れないので、急遽飛行甲板に上がり数枚。後は再び艦尾で。回頭し、訓練展示で、ヘリの発艦展示。潜水艦の潜航浮上。掃海艇2隻とHSS2Bの支援により、水中処分隊の機雷処分展示。US1着離水展示。これにて訓練展示終了。私のいでたちだが、長袖を羽織っている。「暑いだろう」と言われるが、ホントニ暑い、しかし、日焼けで痛くなるよりはマシだ。帽子は必需品だが、鼻から下は見事に赤くなってしまう。なんせ海面反射はキツイ。今日は乗艦後、タオルで覆面(これを乗艦前にやると、きっと乗せてもらえない)。
14:00前、入港。昨日の教訓から、BlueImpulsは、江尻埠頭でと思っていたが、夜の花火大会の為、日之出埠頭の護衛艦をシフトさせるようなので、作戦変更。ゆき2隻は、早々と南の埠頭へシフトしたが、むらさめ等は、15:00迄には動きそうも無い。で、富士山やら岸壁の護衛艦やらを勘案し、日之出埠頭の中央付近へ布陣。当初、フェンスがあったが、直前にナシ崩し状態で埠頭が開放。しかし、飛行展示中に、下がれとか、最低の間抜けな不手際。15:00〜 航空自衛隊のBlueImpuls6機編隊が、日之出埠頭を豪快に航過。やはり会場中央では、飛行高度も高く、28-70mmのみで勝負した。15:20 1機づつお別れ飛行で終了。スモークはすべて白だった。マリンビルで、渡辺氏らと合流、電車組は解散。渡辺氏、横山秋山両名と、浪漫館14ミュージアム「清水港のおもいで(港の歴史館)」写真展示へ。16:30終了と言う事で、数分で一巡。車で渡辺氏を清水駅付近へ送って、一路、興津第二埠頭へ。花火大会の為シフトした、DDG174きりしま、AOE423ときわ、DD101むらさめ、DD102はるさめ、がここに居る。清水港の花火もあるし、電燈艦飾までに時間もあるから、静岡でオプションの作戦行動も考えたが、なんせ車で帰る事が、最大の作業なので、おとなしく車は、田子の浦へ。DD158うみぎり、DE222てしお、YT2隻が在泊。さて、電燈艦飾まで時間があるので食事へ。ファミリーレストランを探すが、新富士では期待できず、結局国道の中華料理店。駐車場で、携帯電話に夢中の邪魔な輩を回避する時、エンスト。再始動しないが、間を置けば問題ないので、18:45-19:45食事。なんとなく嫌な予感がよぎりつつ、再始動…かからない。バッテリーも予備があるので、心置きなくセルを回すがかからない。おーい、もしもーし。19:45-20:45車両点検。20:00JAFコール、出払っているので約1時間待ち。「セルは回るか、燃料は」などの確認の後「うーん」…(直るかな〜と言いたげな)、なんか非常に嫌な雰囲気が漂い始める。到着までに時間があるので試行錯誤。付近にガソリンスタンドを見つけ、相談に行くが、どうも燃料系かも知れない。例えば燃料ポンプが回っていないとお話にならない。フルトラが死んだなら、バイパスさせれば良いのだが…。ふとヒューズに目が行く。結局全部取り外し、接点を掃除し、不良品を交換し始動…セルも回らず真っ暗、そう作業中にショートしないようにバッテリーターミナルを外していた。果たして始動。巷には、不安を訴える声を聞いたが、この車の20年来のカン、問題はなかろう。20:45JAF解除連絡。⇒21:00?-21:50田子の浦(67519km)、電燈艦飾を撮影。21:50コンビニ買い出し⇒東名富士「渋滞20km」の表示にめげて、国道に逃げようとしたが、よく計算すると差し引き残りの区間は渋滞していないわけで、二転三転し、東名高速\2000⇒この先の渋滞表示で脱出、23:05秦野中井(67604km)⇒西湘バイパス\250 23:30湘南(67621km)⇒藤沢⇒国道一号⇒横浜新道\200⇒24:40桜木町(67660km)⇒25:35駐車場(67685km) 給油後総走行距離429km。

タミヤ模型見学、NKK資料館見学、レインボーテン、古本屋探索、焼津港一巡 など、オプションはあったのだが、今回は、駿河湾マリンフェスタ99 に徹した出動だった。

◎静岡観光汽船株式会社 (0543-52-9161) 〒424 清水市港町2−10−1
港内遊覧船、渡し船、等を運航。
塚間の渡し\280 中部電力の先を経由して、清水岸壁とを10分程度で結んでいる。
・夏場には、三保海水浴場への渡し舟も運航されている。
◎浪漫館14ミュージアム 〒424 清水市港町2−10−1 浪漫館14階
\0 9:30-16:30
・清水港開港100周年記念「清水港のおもいで(港の歴史館)」7/20-8-30
◎清水海員会館 (0543-52-0795) 〒424 清水市築地町10−22
◎JAF東京 03-5395-0111
◎JAF静岡 054-264-1110

見かけた艦船
日之出埠頭: TSL希望、DD101むらさめA、DD102はるさめA、DDG174きりしまA、DD122はつゆき@、DD123しらゆき@、AOE423ときわA、LST4151みうら、PM06おきつ
@は8/1富士見埠頭?(日之出埠頭の南側の埠頭)へシフト、Aは8/1興津第二埠頭へシフト
入船町船溜:ベイプロムナード、オーシャンプリンセス、静4あさかぜ(静岡県警)、ひので、SS18ぽらりす,OX01、CL14ふじかぜ、CL79しずかぜ、第6パイロット、あしたか(税関)
三保沖:SS589あさしお、 PC85はやぎり、
富士見埠頭?(日之出埠頭の南側の埠頭) :望星丸 7/31 15:00出港
江尻埠頭:MSO302つしま、MSC670あわしま、MSC668ゆりしま、MSC671さくしま、LCU2002輸送艇2号、YAS96おきつ、ASU85特務艇5号、ASU83特務艇3号
田子の浦港:DD158うみぎり、DE222てしお、YT68、YT74、


鉄道移動のオプション
行き)
普通 0429大崎⇒0433/0435品川⇒0633/0641沼津⇒0723清水⇒0735静岡
普通 0520東京⇒0816清水⇒0837静岡
普通 0546東京⇒0900清水⇒0912静岡
こだま 0617東京⇒0738/0745静岡⇒0757清水
帰り)
こだま 2122清水⇒2208/2234三島⇒2332東京
ひかり 2148清水⇒2159/2215静岡⇒2319東京
普通 1936静岡⇒1947清水⇒2240東京
普通 2051静岡⇒2102清水⇒2348東京
普通 0508静岡⇒0519清水⇒0824東京


戻る TOPに戻る

新規作成日:1999年8月2日/最終更新日:1999年8月5日