821 川崎港 日立神奈川 MSC685とよしま 引渡式

821 川崎港 観測記 平成14年3月4日 月曜 快晴 11:00〜15:00

今日は、日立造船神奈川工場の、掃海艇の引渡式へ。10:17駐車場(73943km)⇒11:00市営岸壁。新品に見えた小型巡視船は、奄美沖「海戦」を闘ったPS04「きりしま」だった。⇒11:20日立神奈川(73964km)。受付の後、早めの現地確認へ。掃海艇の建造は、屋内で行われているが、引渡は屋外だ。
ここでの引き渡しは、今日が初めての現場撮影だ。12:00前、来賓入場。12:00-12:04引渡式。引渡書/受領書の授受(日立造船社長⇔横須賀地方総監)、社旗降下にて終了。続いて、12:05自衛艦旗授与式(横須賀地方総監⇒艇長)。12:07乗員乗艇、12:14艇長乗艇、12:15横須賀地方総監乗艇。12:20自衛艦旗掲揚。12:22横須賀地方総監訓示、艇内巡回。その間、音楽隊の演奏あり、12:40退艇。12:43-12:50退場、12:47式典終了。
つづいて13:00過ぎから、日立造船の体育館で祝宴が開催される。時間があるので、祝宴会場へ移動。
祝宴会場は、9つのテーブルでの立食形式で、各テーブルには「とよしま」「やえやき」「つのしま」「のとじま」「ゆげしま」「まきしま」「まえじま」「つきしま」「いえしま」と、歴代建造の掃海艇の名がつけられていた。
日立造船社長の挨拶、横須賀地方総監の挨拶、豊浜町長の挨拶と記念品贈呈、艇長から記念品返礼、鏡開き、乾杯、以降歓談。
乾杯は、桝酒で、桝は記念品でもある。銘柄は「福美人」で豊浜町付近の地酒のようだ。
14:00過ぎ、移動。
14:15出港見送り開始。14:20花束贈呈(艇長、乗組員代表海曹・海士)。14:23艇長挨拶。14:26艇長乗艇。14:30タグボート「ふじ」に曳かれて離岸、出港。鶴見運河を北上して行った。
14:52撤収⇒16:00駐車場(73981km)。

防衛庁殿ご注文平成10年度中型掃海艇「とよしま」 引渡式及び自衛艦旗授与式
防衛庁代表: 横須賀地方総監 福谷海将、海幕代表:装備部長 川島海将補、契約本部代表:副本部長 河野海将補、会社代表:代表取締役社長 重藤氏

近年、海上自衛隊は、国際貢献など内外での活躍の機会も多くなっているが、掃海部隊こそ、戦後一貫して実戦を継続している部隊でもある。戦後の機雷処理は今日も継続されており、また、ペルシャ湾派遣など、国際貢献の皮切りも掃海部隊であった。
海上自衛隊は今年で創設50周年を迎えるが、日立造船社長神奈川工場においては、海上自衛隊掃海艦艇の建造が「あただ」以来、この「とよしま」で50隻目となり、海上幕僚長より感謝状を贈られている。
また、日立造船は、この10月に、NKK(日本鋼管)と造船部門を統合し、ユニバーサル造船として新発足する。


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新規作成日:2002年3月4日/最終更新日:2002年3月4日