平成14年度遠洋練習航海
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海上自衛隊の遠洋航海(平成14年度日本国練習艦隊)
海上自衛隊の遠洋航海は、初級幹部の実習を目的として、毎年実施されている。
当初は、護衛艦隊の護衛艦を4隻前後臨時に割り当てて編成されていたが、TV3501「かとり」の新造により、練習艦と護衛艦隊の護衛艦を1隻割り当てて編成されるようになった。
その後、練習艦は、2代目のTV3508「かしま」となり、現在に至っている。
今回は、随伴艦は2隻があてられた。
目 的
初級幹部に対し、遠洋練習航海を通じて、慣海性をかん養し、幹部自衛官として必要な知識、及び技能を実地に修得させるとともに、諸外国との友好親善の増進に寄与する。
期間等
(1)期 間 14.4.22(月)〜9.9(月) 141日間
(2)総航程 約46,000km
派遣部隊等
(1)指揮官 練習艦隊司令官 海将補 泉 徹(いずみ とおる)
(2)派遣艦艇 練習艦「かしま」、「しまゆき」及び護衛艦「まつゆき」
TV3508 かしま 平成7年1月26日 練習艦隊 直轄 呉
⇒ 練習艦 TV3508 かしま 型
DD130 まつゆき 昭和61年3月19日 第4護衛隊群 第8護衛隊 呉
⇒ 護衛艦 DD122 はつゆき 型
TV3513 しまゆき 昭和62年2月17日 練習艦隊 第1練習隊 呉 旧DD133
⇒ 練習艦 TV3513 しまゆき 型
(3)派遣人員 第52期一般幹部候補生課程修了者等約170名を含む約720名
訪問国
アメリカ合衆国(アンカレッジ、ニューオルリンズ、ノーフォーク、パールハーバー)、カナダ(エスカイモルト、ハリファックス)、メキシコ合衆国(マンサニーヨ)、パナマ共和国(バルボア)、ドミニカ共和国(サントドミンゴ)、グアマテラ共和国(ケツァル)
海上自衛隊は、昭和32年以降、毎年、遠洋練習航海を実施しており、今回で46回目となります。
当時練習隊群と呼ばれていた昭和32年度に第一回が行われました。この時は国産護衛艦「はるかぜ」以外は米軍貸与の「すぎ」「かや」「くす」の計4隻で行われました。
平成14年度遠洋練習航海部隊における外国海軍との親善訓練
14.5.14(火)(現地時間) 、太平洋東海岸・カナダ沖 にて、カナダ海軍・ミサイルフリゲート艦「ウィニペグ」(WINNIPEG)と、戦術運動訓練、発光信号訓練、手旗信号訓練 を実施。
出港の風景
⇒ 2002.4.22 東京港 練習艦隊かしま、まつゆき、しまゆき出港
新規作成日:2002年4月17日/最終更新日:2002年6月13日