映画 K-19

冷戦下のソ連海軍において、実際に起こった事故をもとにしている。

女性監督 キャスリン・ビグロー
主演 ハリソン・フォード
日本語訳は、戸田奈津子さん。
監修は「世界の潜水艦」の訳もされた秋山信雄氏。元海上自衛隊 潜水艦なるしお艦長として、冷戦時代、ソ連海軍と対峙した、サブマリナーである。

平成14年12月14日 正月ロードショー (松竹系)

公式サイト
http://www.k19movie.jp/


艦内表示などは、ロシア語(キリル文字)なのだが、俳優も制作もアメリカという事なのか、全編英語である。
いずれにせよ日本語は字幕になるのだから、ロシア語の響きを聞きたかった。


下士官の肩章にあった「СФ」は、Северный флот/ Northern fleet /北洋艦隊 の意味。


原子力弾道ミサイル潜水艦(SSBN) K-19
Project.658 Nato名 Hotel
1958.10.17起工 1959.8.8進水 1960.11.12就役
5000/6000t 115m x 9m x 7m
原子炉1基、2軸 30000SHP 20/25kt 乗員80名
SS-N-4 3基、533mm魚雷発射管6門 406mm魚雷発射管2門(艦尾)
1961.6.4 冷却装置破損事故(今回の映画の内容)
1959.11.15 アメリカ潜水艦ガトーと衝突事故
1972.2.24 29名死亡事故
為に「未亡人製造艦」「ヒロシマ」と揶揄された。

ソ連最初の原子力潜水艦(SSN)は、Project.627 Nato名 Novenver
1954.5.15起工 1957.8.12進水 1959.3.12就役

アメリカ海軍初の原子力弾道ミサイル潜水艦(SSBN)は SSN598 George Washington
1957.11.1起工 1959.6.9進水 1959.12.30就役


さて、気になる点
ロシア海軍の全面協力をえられたという事なのだが・・・。
原作、映画脚本、考証、日本語訳、どの段階の問題なのか、不確定なのだが・・・。