Jpn 平成18年度 自衛隊観艦式 JpnE

海上自衛隊観艦式から、陸海空持ち回りの1つとしての自衛隊観艦式になって4回目です。
音楽隊や、受閲飛行部隊に、に陸空を含むほか、海上保安庁の巡視船が、相互参加と思われます。
日程(一部推定)
10月20(金)部隊集結 艦艇公開、電燈艦飾
10月21(土)図上訓練 艦艇公開、艦艇公開、満艦飾・電燈艦飾
10月22(日)観艦式予行1
10月23(月)観艦式予行1予備 艦艇公開、満艦飾・電燈艦飾
10月24(火)艦艇公開、満艦飾・電燈艦飾
10月25(水)観艦式予行2
10月26(木)観艦式予行2予備 満艦飾・電燈艦飾
10月27(金)観艦式予行3
10月28(土)艦艇公開、満艦飾・電燈艦飾
10月29(日)観艦式



参加部隊

観閲部隊
先導艦 DD107 いかづち
観閲艦 DDH144 くらま
隋伴隊 DDG176 ちょうかい、DDH142 ひえい、DD157 さわぎり、DD158 うみぎり、DD108 あけぼの

観閲付属部隊
DD106 さみだれ、DD130 まつゆき、DE229 あぶくま、ASR403 ちはや、MST463 うらが、ASE6102 あすか、ATS4203 てんりゅう

受閲艦艇部隊
旗艦 DDG168 たちかぜ
第1群 DD110 たかなみ、DD111 おおなみ、DD101 むらさめ
第2群 DDG170 さわかぜ、DDG169 あさかぜ、DDG172 しまかぜ
第3群 DE227 ゆうばり、DE228 ゆうべつ、DE226 いしかり
第4群 SS598 やえしお、SS587 わかしお、SS584 なつしお、TSS3605 ゆきしお
第5群 MST464 ぶんご、MSO302 つしま、MSC681 すがしま
第6群 LST4002 しもきた、LCAC2103 LCAC3号、LCAC2104 LCAC4号
第7群 PG826 おおたか、PG827 くまたか、PG829 しらたか
第8群 PLH22 やしま(海上保安庁)

受閲航空部隊
指揮官機 UP-3C x1
第1群 SH-60J(K) x3
第2群 MH-53E x3
第3群 CH-47J(陸自) x3
第4群 TC-90 x5
第5群 US-1A x3
第6群 P-3C x3
第7群 C-130H(空自) x1
第8群 F-2(空自) x3
第9群 F-15J(空自) x3

展示艦艇部隊
第1群(祝砲発射) DDG170 さわかぜ、DDG169 あさかぜ、DDG172 しまかぜ
第2群(ボフォース発射) DE227 ゆうばり、DE228 ゆうべつ、DE226 いしかり
第3群(HS発艦) DD110 たかなみ、DD111 おおなみ、DD101 むらさめ
第4群(潜航浮上) SS598 やえしお、SS587 わかしお、SS584 なつしお、TSS3605 ゆきしお
第5群(洋上給油) AOE423 ときわ、DD102 はるさめ
第5群(甲板散水、IRフレアー発射) DD129 やまゆき
第6群(ミサイル艇航走) PG826 おおたか、PG827 くまたか、PG829 しらたか
第7群(LCAC航走) LCAC2103 LCAC3号、LCAC2104 LCAC4号

展示航空部隊
第1群(離着水) US-1A x2
第2群(IRフレアー発射) P-3C x2
第3群(対潜爆弾投下) P-3C x2

支援艦艇部隊
予備艦 DD129 やまゆき
警戒部隊 DD123 しらゆき、DD122 はつゆき、ASE6101 くりはま、MSC682 のとじま、MSC683 つのしま、AMS4302 すおう
支援部隊 DD125 さわゆき

支援航空部隊
輸送任務
総理等輸送(首相官邸-くらま) SH-60J(K) x2
長官輸送(市谷-横須賀) AS332L(陸自) x2
その他VIP(市谷-横須賀) CH-47J(陸自) x3
取材協力 SH-60J(K) x4
航路・海面警戒 SH-60J(K) x2
天候偵察 P-3C x1


実施内容
以下は実施内容の概要であるが、掲載写真はイメージとしてみていただきたい。

■艦艇の観閲■
観閲部隊 : 西向きの針路、12kt(時速約22km)で航行する。
受閲艦艇部隊 : 東向きの針路、10kt(時速約18km)で観閲部隊と左舷対左舷ですれちがい、各艦ごとに観閲官(くらま乗艦の内閣総理大臣または防衛庁長官)に敬礼(登舷礼)する。
受閲航空部隊 : 西向きの針路、時速約190〜600km、高度60〜300mで観閲部隊の左舷側を追い越し各受閲群ごとに観閲官に敬礼する。

Pict_0884. Pict_0885.
Dcim0637/Dsc_8058. Dcim0636/Dsc_7911. Dcim0636/Dsc_7999.

■訓練展示■
〜5インチ祝砲〜
護衛艦 DDG170 さわかぜ、DDG169 あさかぜ、DDG172 しまかぜ の3隻で実施する。

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Dcim0637/Dsc_8102. Dcim0637/Dsc_8099.

〜ボフォース発射〜
護衛艦 DE227 ゆうばり、DE228 ゆうべつ、DE226 いしかり の3隻で実施する。

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Dcim0637/Dsc_8101.

〜HS発艦〜
護衛艦 DD110 たかなみ、DD111 おおなみ、DD101 むらさめ の3隻で実施する。
SH−60K 3機が同時に発艦し、観閲部隊の近くを低空飛行する。

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Dcim0637/Dsc_8150.

〜潜水艦 潜行浮上〜
潜水艦 SS598 やえしお、SS587 わかしお、SS584 なつしお、TSS3605 ゆきしお の4隻で実施する。
先頭艦やえしおは基準艦として浮上のまま航行し、2番艦わかしお以下3隻で一斉に同期して潜行・浮上を2回繰り返し実施する。

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Dcim0637/Dsc_8193.

〜護衛艦 洋上給油・甲板散水・IRフレア発射〜
洋上給油は、補給艦 AOE423 ときわ 護衛艦 DD102 はるさめ で実施する。今回の展示訓練では行わないが、燃料の他、生糧品物資等の補給も実施できる。
甲板散水・IRフレア発射は、護衛艦 DD129 やまゆき の1隻で実施する。
甲板散水は、特殊な攻撃を受けた時に上甲板の汚染を除去する場合に実施する。上甲板に多数の散水口が装備されており海水を散水する仕組みになっている。
IRフレアーは、ミサイル(IR)攻撃を受けた時に自艦を防御するために使用するデコイの一種。
AOE423 ときわ、DD102 はるさめ で洋上給油を実施しつつ、その後方でDD129 やまゆき が甲板散水・IRフレア発射を実施する。
前回観艦式で初めて採用された展示項目。

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Dcim0637/Dsc_8199. Dcim0637/Dsc_8200.

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Dcim0638/Dsc_8208. Dcim0638/Dsc_8210.

〜ミサイル艇 航走〜
ミサイル艇 PG826 おおたか、PG827 くまたか、PG829 しらたか の3隻で実施する。
観閲艦くらまの正横付近でそれぞれ1回旋回したのち、後方から観閲部隊と同付属部隊の間を追い越する。

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Dcim0638/Dsc_8233.

〜LCAC 航走〜
輸送艦 LST4002 しもきた 搭載のLCAC2隻で実施する。
観閲部隊の横を通過したのち、後方から観閲部隊と付属部隊の間を追い越して行く。

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Dcim0638/Dsc_8273.

〜US−1 離着水〜
救難飛行艇US−1A2機が観閲部隊正横付近に着水し、引き続いて離水を実施する。
US−1Aは、波高3メートルでも離着水できる性能を有しているが、これは横風の場合ではない為、観閲部隊に平行する飛行ルートの関係から、風向きなどにより、航過のみとなる場合がある。

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p1936033. p1936034. p1936035. p1936036. p1936037. p1937001. p1937002. p1937003. p1937004. p1937005. p1937006. p1937007. p1937008. p1937009. p1937010. p1937011. p1937012. p1937013. p1937014. p1937015. p1937016.

〜IRフレア発射〜
哨戒機P−3C 2機が観閲部隊の横を飛行しながらIRフレアを発射する。
IRフレアはミサイル攻撃を受けた場合に自機を防護するために発射する赤外線用デコイ。
前回観艦式で初めて採用された展示項目(前回はSH-60Jが実施)。

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Dcim0638/Dsc_8355. Dcim0638/Dsc_8356.

〜P−3C爆弾投下〜
哨戒機P−3C 2機が観閲部隊の横を低空で飛行しながら潜水艦攻撃用の爆弾を投下する。

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Dcim0638/Dsc_8344. Dcim0638/Dsc_8345.

■満艦飾■
10.21(土)、10.23(月)、10.24(火)、10.26(木)、10.28(土)の、0800〜日没、実施される。
p2281034. p2282014. p2283008. p2283014.

■電灯艦飾■
10.20(金)、10.21(土)、10.23(月)、10.24(火)、10.26(木)、10.28(土)の、1800〜2130、実施される。
DSC_3169. DSC_3178. DSC_3305.


海上自衛隊の観艦式
自衛隊の観艦式は、現在3年に一度、自衛隊記念日行事の一環として、秋頃に実施されています。前回は、平成15年10月に相模湾で実施されました。観艦式では、陸海空3自衛隊の長である内閣総理大臣が観閲官として観閲艦に乗艦し、海上自衛隊の艦艇と航空機を観閲します。そして、実施期間中には、艦艇の一般公開や演奏会、電灯艦飾が行われます。
観艦式においては、通常移動方式(参加艦艇が観閲部隊と受閲部隊に分かれ、航行しながらすれ違い、観閲及び訓練展示を行う方式)がとられています。

海上自衛隊観艦式の歴史
海上自衛隊の観艦式が初めて実施されたのは、海上自衛隊が誕生して3年目の昭和32年10月2日でした。場所は東京湾の羽田沖、参加艦艇32隻、航空機49機でした。式は停泊方式で行われました。
第2回観艦式は、昭和35年11月2日、第3回観艦式は昭和36年11月2日に同じ場所で実施されています。この第3回観艦式に初めて移動方式の観艦式が実施されました。その後、観艦式は、博多湾や伊勢湾、佐世保沖など、場所を転々とし、また方式も移動であったり停泊であったりと、年により変わっています。また、昭和49年のオイル・ショック以降しばらく観艦式は中止されていましたが、昭和56年以降、現在のように、自衛隊記念日行事として3年に一度の観艦式を実施しています。



観艦式の歴史


参考 ガリレオ出版 「海上自衛隊グラフィックス」
海上自衛隊グラフィックス.


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新規作成日:2006年7月24日/最終更新日:2007年2月6日