Jpn 南極観測 MSA



本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。


戦後日本における南極観測の歴史は、海上保安庁の巡視船PL107「宗谷」によって始められた。
その後、後継の南極観測船は、海上自衛隊に引き継がれ、今日に至っている。 が、しかし、これにより、海上保安庁における南極観測任務が終了したということではない。
南極観測船の運航所管が、通常の海上保安業務に繁忙の海上保安庁から、遠距離航海の訓練の機会を必要とする海上自衛隊に移ったというだけのことである。
例年、海上保安庁からは、海洋情報部などから数名が、南極に派遣され、各種の観測任務等についている。
南極観測は、文部科学省が全体の統括を行っているが、このうち、定常観測として、海洋情報部が、海洋物理と海洋化学部門を担当しており、各1名が夏隊として「ふじ」の就航以来毎年参加している。
越冬隊には職員が毎年派遣されている訳ではないが、南極昭和基地の潮汐観測を行う場合がある。
越冬隊として通信・調理・機械整備・航空機整備等を担当することもある。
また、これらの中には、女性隊員として参加した例もある。
このほか、今年出発した46次隊には海上保安庁の認可財団である、(財)日本水路協会から、女性職員1名が越冬隊研究部門に参加している。




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新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2004年12月6日