Jpn 海上保安庁 潜水士 MSA



本項は 「海上保安庁パーフェクトガイド」掲載用として整理したものをもとに掲載しており、更新なき場合、2005年3月のデータにもとずいています。
また、掲載出版内容と異なる部分も多々あります。
新規作成日:2005年5月7日以前を最終更新日としているものは、準備資料のまま内容の更新がないことを示しています。


海難救助に当たっては、船舶が既に転覆、或いは沈没している場合も少なくない。
このような状況から、遭難者を救出するには、潜水作業が欠かせない。
船舶が転覆、沈没していても、それが例え潜水艦のような構造ではなくとも、一瞬にして全ての船内区画に浸水するという事は稀である。
したがって、いち早い救出活動は、極めて重要なのである。
そしてまた、犯罪捜査に当たっては、船底部や海底からの証拠採取も重要である。

潜水士の資格は、特殊救難隊(特救隊)や機動救難士の多くが取得しているが、このほかにも、1チーム4名の潜水士を配置した潜水指定船や救難強化指定船が置かれている。


自給気潜水(スキューパーダイビング)の技術を用いた人命救助のほか、ヘリコプターと連携した人命救助等に必要な能力を有する潜水士を、海上保安庁の現場救難の中核となる救難強化巡視船等に配置している。
潜水士は、通常は一般海上保安官と同様に巡視船艇乗組員として海上保安業務に従事しているが、海難等が発生した場合には、「潜水士」として出動し、その能力を駆使して人命救助等に従事する。
潜水士は、潜水だけでなく、様々な海難や救助対象等を想定して、潜水訓練、へリコプターとの連携救助訓練、レンジャー訓練、救急処置訓練、基礎体力訓練などの各種訓練を行い、能力の維持・向上に努めている。

海上保安庁の潜水士になるには、広島県呉市にある海上保安大学校で行っている、潜水士を養成するための研修(約7週間)を修了し、国家試験にパスしなけれぱならない。研修生は、潜水士を希望する全国の海上保安官の中から、年齢、健康状態、体カ、泳力等の適性を勘案して選抜される。
海上保安庁の潜水士は、潜水だけでなく、様々な海難や救助対象等を想定して、次のような訓練を行い、能力の維持・向上に努めている。
主な訓練項目
・潜水訓練
・へリコプターとの連携救助訓練
・レンジャー訓練
・救急処置訓練
・基礎体力訓練


潜水服
Dsc_9141.

潜水用資機材(特救隊装備)
p1284010.

平成16年度大型客船火災消火救助訓練 PL31「いず」水中捜索救助班 落水者救助
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新規作成日:2005年5月7日/最終更新日:2005年4月12日