航路標識測定船 LL01 つしま型
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航路標識測定船 LL01 つしま 型
ロラン、オメガ、デッカ などの電波標識の信頼性維持のため、航行しながら測定して行く。
電波標識に対しては、有効範囲、空間波補正値、精度、誤差分布の測定を行う。
光波標識に対しては、光度、到達距離、範囲の測定、視認状況の調査を行う。
この任務専用の船舶は、世界唯一である。
オメガ・システムに対応するため、遠洋(国際)資格と1万浬を越える長大な航続力を有して就役したが、オメガ・システムそのものは平成9年に廃止された。
また、航路標識の補修や、新設のためのデータ収集も任務のひとつとされている。
先代にあたるのは、灯台補給船「若草」であるが、灯台の無人化が進んだため、灯台補給船としての機能は継承していない。
船体後部に装備されている箱は、減揺装置(アンチローリングタンク)である。
船齢としては代替時期を迎えているが、GPS/DGPSが普及し、オメガ、デッカは既に廃止されており、専用の代船建造は微妙である。
本船は、99年初めの、韓国海軍による、北朝鮮潜水艇追跡撃沈事件を、たまたま通常業務中に目撃している。
船名は、当時最先端の電波標識オメガの電波塔の置かれていた「対馬」に因んで命名されている。
総トン数: 1718t(旧)
満載排水量: 2055t
全長: 75.0m
最大幅: 12.5m
深さ: 6.4m
主機: ディーゼル 1基 1軸
出力: 4000馬力
速力: 17.6kt
航続距離: 12000浬
船質: 鋼
航行区域: 遠洋(国際航海)
最大搭載人員: 54名
同型船
航路標識測定船 LL01 つしま (LL01つしま型) 昭和52年9月9日 東京
LL01 つしま(94.5.22観閲式)
LL01 つしま(4/26)
新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日