巡視船 PL21 こじま型
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3000トン型巡視船 PL21「こじま」型
平成5年に建造された、海上保安大学校の練習船。3000トン型巡視船。
「こじま」の船名としては、初代「こじま」(旧海軍海防艦志賀)、2代目「こじま」につづく海上保安大学校の練習船第3船。毎年、海上保安大学校の学生を乗せて、遠洋練習航海に活躍している。
最近の建造であるが、警備救難業務よりも練習船任務が主任務のため、速力は押さえられている。
代わって、外国高官の来訪に備え、特別公室が設けられている。
平成6.5.18-8.22初の世界一周の遠洋航海をしている。
例年、観閲式の最後に、見送られ、「帽振れ」の挨拶で遠洋航海に旅立って行くことが多かったが、ここ数回は、スケジュール上行われていない。
従来の巡視船が、トラス構造のマストだったのに対して、塔状のマストになっている。
後部甲板は、訓練甲板と呼ばれるが、ヘリコプターの発着も可能である。
7メートル型高速警備救難艇、6メートル型作業艇各1隻、全天候型救命艇2隻を装備している。
長船首楼型船型であるが、訓練甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。
ちなみに、初代「こじま」(旧海軍海防艦志賀)は、千葉海洋公民館となった後、近年解体されて姿を消し、2代目「こじま」も、尾道において、展示公開され海洋教室などにも利用されていたが、近年姿を消している。
船名は、瀬戸内海の「児島」に因んで歴代の巡視船(練習船)を継承して命名されている。
総トン数: 3,136t
全長: 115.2m
最大幅: 14m
深さ: 7.3m
主機: ディーゼル2基 2軸
出力: 8000馬力
速力: 18kt
航続距離: 7,000浬
船質: 鋼
航行区域: 遠洋(国際航海)
最大搭載人員: 118名
同型船
PL21 こじま 平成5年3月11日 呉
PL21 こじま(94.5.22観閲式)
新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日