巡視船 PL22 みうら型
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3000トン型巡視船 PL22「みうら」型
最新の、海上保安学校の練習船。
「災害対応型」巡視船としての建造であるが、警備救難業務よりも練習船任務が主任務のため、速力は押さえられている。
外観上、PL21「こじま」に良く似ているが、PL31「いず」に続く「災害対応型巡視船」として、災害派遣などの任務を考慮して、改良されており、特に、医療・給食設備や、救援物資の搭載区画が充実している。
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例年、観閲式の最後に、見送られ、「帽振れ」の挨拶で練習航海に旅立って行くことが多かったが、ここ数回は、スケジュール上行われていない。
従来の巡視船が、トラス構造のマストだったのに対して、塔状のマストになっている。
長船首楼型船型であるが、ヘリ甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。
7メートル型高速警備救難艇、6メートル型作業艇各1隻、全天候型救命艇2隻を装備している。
PL21「こじま」との外観上の大きな相違は、艦橋後部に装備された、減揺タンクであろう。
船名は、神奈川の「三浦」に因んで命名されている。
総トン数: 3,136t
全長: 115.2m
最大幅: 14m
深さ: 7.3m
主機: ディーゼル2基 2軸
出力: 8000馬力
速力: 18kt
航続距離: 7,000浬
武器: 20mm多銃身機関砲×1
船質: 鋼
航行区域: 遠洋(国際航海)
同型船
PL22 みうら 平成10年10月28日 舞鶴
PL22 みうら 進水式(98.3.11 浦賀)
新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日