巡視船 PL 1000t型
1000トン型巡視船 PL 1000t型
拠点機能強化巡視船。
海上保安庁では、中国との領有権問題のある尖閣諸島警備に常時2隻程度の巡視船艇を配備しているが、現場海域は沖縄本島から225浬(約170km)も離れており、そのため補給など、母船機能も付与される。
尖閣対応型とも言われる。
一番船が平成19年4月竣工予定のほか、平成18年度概算要求で、4隻の建造が計上されている。
主な装備。
30mm多銃身機関砲は、RFSを装備し、遠隔操縦が可能なものである。
遠隔放水銃
遠隔監視採証装置は、暗視カメラと録画装置を連動させたもの。
船上型ヘリコプター映像衛星伝送システム
停船命令等表示装置
搭載艇は、7m型と4.8m型の複合型機付ゴムボートが各2搭載される。
補給機能としては、船舶燃料、航空燃料を搭載し、小型の巡視船艇やヘリコプターへの燃料補給が可能である。。
また、これら乗員の宿泊設備もおかれる。
船価は約49億円。
外見上は、アメリカ海軍で計画されているLCSにも似た船影である。
概ね、PL51 ひだ型に準じた船容のようだ、。
FCS:Firing Control System 射撃管制機能 遠距離の精密射撃を行うため、弾丸が飛翔する大気の状態(気温、気圧、湿度)による弾道の変化、その他射撃に必要なデータを精密に演算し、正確な射撃計算をするシステム。
RFS:Remort Firing System 目標追尾型遠隔操縦機能 最大対処距離をFCSよりも短く限定し、簡易な射撃計算を実施するシステム。
総トン数: 1300t
全長: 約89.0m
最大幅:
深さ:
主機: ディーゼル ウォータージェット
速力: kt
武器: 30mm単装機関砲×1
同型船
新規作成日:2005年5月27日/最終更新日:2006年6月6日