Jpn 巡視船 PM15 てしお型 MSA

500トン型巡視船 PM15「てしお」型
海上保安庁の小型砕氷船の第1船。500トン型巡視船。
砕氷船としては、「宗谷」「そうや」に続く3隻目となり、新造は2隻目である。
この大きさでの(小型)砕氷船は、世界でも類を見ない。
砕氷船は、船体の重さで厚い氷を砕く性格上、大型のものが望まれるが、反面、狭い港湾や、水深の浅い水域で行動するためには、この大きさが採用されている。
砕氷船のため、船体はややずんぐり丸い形になっている。
薄い氷なら、船首で押し割って進む。この場合、厚さ55cmの氷に対して、3ktでの連続砕氷が可能。
厚めの氷(最大75cm)の場合、船首を氷にのし上げ、船体の重さで押し割りながら進む。
プロペラの保護のため、ダクテッドプロペラが採用されている。
海上自衛隊掃海艦に準じた大きさ、形である。
長船首楼型。
船名は、北海道の「天塩川」に因んで命名されている。

総トン数: 563t
全長: 54.8m
最大幅: 10.2m
深さ: 5m
主機: ディーゼル2基 2軸
出力: 3600馬力
速力: 14.5kt
武器: 20mm多銃身機関砲×1
船質: 鋼
航行区域: 近海
最大搭載人員: 35名

同型船
PM15 てしお 平成7年10月19日 羅臼


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新規作成日:2001年11月28日/最終更新日:2004年11月9日