Jpn 中型飛行機 ビーチ350B MSA



中型飛行機 ビーチ350B
ビーチ200T型の後継機として導入された。
ビーチ200T型の老朽化が予想よりも早かったため、当初計画を早めて導入が決まったため、ビーチ200T型の発展型である本型が導入された。
そのため、大幅な能力向上は得られなかったものの、メンテナンス性の共通化など、メリットもあった。
性能的にも、速力、航続距離など、1割程度の向上となっている。
胴体長も延長されているため、搭載量や居住性も向上している。
電子機器の刷新により、装備品の性能も向上している。
全周捜索レーダーに代って、自動追尾式の赤外線カメラを装備している。
自動追尾式赤外線カメラの搭載も可能である。
また、最終導入機(MA870)には、このほど制式化された浅海用レーザー測定装置を搭載している。
正式名称は、ビーチクラフト式B300型。
現在10機が配備されており、各地の航空基地をベースに行動している。
海上保安庁の航空機には、愛称がつけられており、鹿児島所属機は「あじさし」、石垣所属機は「きんばと」、新潟所属機は「とき2号」などと呼ばれている。
同一の機種でありながら、まったく独立した名前となっているのは、所属管区ごとに命名されているためである。

全長: 14.2m
全幅: 17.7m
全高: 4.4m
自重: 4366kg
最大離陸重量: 6804kg
発動機: ターボプロップ2基
出力: 1050馬力×2
最高速力: 263kt
巡航速力: 224kt
航続距離: 1660浬
最大搭乗者数: 14名

MA 861 あじさし 平成11年3月24日 鹿児島航空基地
MA 862 かんむりわし 平成11年3月24日 那覇航空基地
MA 863 みほたか1号 平成11年3月24日 美保航空基地
MA 864 みほたか2号 平成11年4月21日 美保航空基地
MA 865 きんばと 平成11年4月21日 石垣航空基地
MA 866 うみかもめ 平成12年2月18日 福岡航空基地
MA 867 とき2号 平成12年2月18日 新潟航空基地
MA 868 えとぴりか 平成13年8月31日 千歳航空基地
MA 869 はくたか 平成13年8月31日 仙台航空基地
MA 870 あきたか 平成13年8月31日 広島航空基地




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新規作成日:2004年11月10日/最終更新日:2004年11月10日