Jpn 大型飛行機 YS-11A MSA



大型飛行機 YS-11A
1962年8月5日に初飛行した国産初のターボプロップ旅客機(YS-11A)の改良型を、海上保安庁仕様に改めて使用している。
YS-11Aは、ペイロードの増加など、細部の改良がなされ、1967年から製造されていた。
昭和40年に生起した、マリアナ沖漁船大量遭難事件の教訓から、導入が始まった。
また、新海洋秩序に伴い、増勢されている。
導入に当たっては、補助燃料タンクや、捜索用(バルブ型)見張窓、物件(救難機材)投下口、標識投下装置、などを設けている。
また、1機は、地磁気センサーを装備している。
直接的な救難捜索任務のほか、特殊救難隊の搬送、機材輸送などにも活躍している。
正式名称は、日本航空機製造式YS-11A型。
現在5機が配備されており、羽田、千歳、那覇の航空基地をベースに行動している。
海上保安庁の航空機には、愛称がつけられており、羽田所属機は「ブルーイレブン」、千歳所属機は「おじろ1号」「おじろ2号」、那覇所属機は「しゅれい1号」「しゅれい2号」と呼ばれている。
同一の機種でありながら、まったく独立した名前となっているのは、所属管区ごとに命名されているためである。

全長: 26.7m
全幅: 32.0m
全高: 9.0m
自重: 15218kg
最大離陸重量: 25000kg
発動機: ターボプロップ2基
出力: 3060馬力×2
最高速力: 257kt
巡航速力: 230kt
航続距離: 1960浬
最大搭乗者数: 28名

LA 701 ブルーイレブン 昭和44年3月20日 羽田航空基地
LA 702 おじろ1号 昭和46年11月30日 千歳航空基地
LA 791 しゅれい2号 昭和53年12月1日 那覇航空基地
LA 782 おじろ2号 昭和54年2月2日 千歳航空基地
LA 780 しゅれい1号 昭和54年3月2日 那覇航空基地




戻る TOPに戻る

新規作成日:2004年11月10日/最終更新日:2004年11月10日