海洋観測艦 AGS5103 すま 型
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補助艦艇
AUXILIARY SHIP
海洋観測艦
OCEANOGRAPHIC RESEARCH SHIP
海洋の戦は まずは海のすべてを知ってから
海上自衛隊3代目の海洋観測艦
海洋観測艦 AGS5103 すま (AGS5103 すま型)
掃海艇「かさど」型改造の海洋観測艇の代替えとして計画された。
艦容は、海上自衛隊初の海洋観測艦「あかし」を一回り小さくした形である。
当初は複数の同型艦が整備される計画であったが、本艦のみで終了した。
対潜作戦に必要な、海洋データの収集解析、音響観測時の音源艦としての任務を持つと共に、一般海洋、海底地形の観測にも従事する。
音源艦とは、もう1隻の観測艦とペアで行動し、両艦の位置関係を明確にした上で、音を発生させ、海中での音波伝播の状況を観測する為のものである。
長期航海での快適性のため舷窓が設けられているが、自衛艦の中では極めて珍しい。
艦名は、名所旧跡(海浜、浦)の名称より、神戸「須磨」に因んで付けられている。
AGS とは Oceanographic Research Ship の略号。
同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
海洋観測艦 AGS5103 すま 昭和57年3月30日 海洋業務群 横須賀 日立舞鶴 S54
基準排水量:1180t
主要寸法 全長72m×幅12.8m×深さ5.6m×喫水3.4m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:3000PS, 速力:約15kt
船型:船首楼型, 乗員:約65名
主要装備:海洋観測装置:一式
新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2004年10月10日