補給艦 AOE425 ましゅう 型
補給艦
UNDERWAY REPLENISHMENT SHIP
補給艦
FAST COMBAT SUPPORT SHIP
護衛艦隊の長期行動は、あらゆる物資の補給のおかげ
護衛艦の大型化に対応した、大型補給艦
補給艦 AOE425 ましゅう (AOE425 ましゅう型)
昨今の海上自衛隊の海外派遣活動や、「ときわ」型の運用実績を踏まえ、拡大改良され、建造された、第4世代の補給艦。
船体は、一般商船のタンカーに準じているが、長船首楼型の為、艦内容積が増大している。
補給ステーションは「とわだ」型同様、各舷前後3つの6つに区画されており、門型ポストは3つ装備されている。前後のポストで燃料、中央のポストで弾薬、糧食などのドライカーゴを補給する。
門型ポストなどの洋上補給装置は若干艦首よりに寄せられ、艦橋前にスペースが設けられているが、災害派遣時等の物資搭載スペースに当てられるものである。
CIWS、ESM装置などが搭載されており、個艦防御能力は、従来の補給艦に比べて格段に向上し、より実戦を考慮したものになっている。
また、燃料補給装置、資材移送装置に加え、給水装置も搭載される。
更に、災害派遣などを考慮して、医務室、内科、外科に加え、歯科、集中医療室も設けられる。
また、主機には補給艦としてはじめてガスタービンが搭載され、艦首のナックルライン、球状艦首の採用とあいまって速力も24ktと向上され、艦隊随伴能力が高められている。
本艦の完成時、4個護衛隊群の他、掃海隊群へも、補給艦の割り当てが計画されている。
艦名は、名所旧跡(湖)の名称より、北海道の「摩周湖」、滋賀県の琵琶湖の古称「淡海」に因んで付けられている。
AOE とは Fast Combat Support Ship の略号で、元来は、高速戦闘支援艦 の意。
同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
補給艦 AOE425 ましゅう (AOE425 ましゅう型) 平成16年3月15日 護衛艦隊 直轄 舞鶴 三井玉野 H12
補給艦 AOE426 おうみ (AOE425 ましゅう型) 建造中・平成17年3月竣工予定 ユニバーサル舞鶴 H13
新規作成日:2002年5月10日/最終更新日:2004年10月10日