特務艦 ASU7001 つがる 型
支援艦
AUXILIARY SHIP
特務艦
AUXILIARY SHIP UTILITY
水中機材の敷設揚収が任務
特務艦 ASU7001 つがる(ASU7001つがる型) 昭和30年12月15日 (退役) ARC481
水中器材の敷設を主任務としている。
艦首のケーブルシーブ(滑車)が特徴的で、ここから艦内に格納されているケーブルを引き出し、海底に敷設する。
敷設装置とは、電纜(電線、通信線、ケーブル)や水中機材(ハイドロフォンなど)を海中に敷設する為の装置。艦首のケーブルシーブ(大型の滑車)、ケーブルエンジン(通信線繰り出し機)、ケーブルタンク(通信線の格納庫)等から成る。
NTTの海底線敷設船に類似した艦容であるが、同様に艦内には大型のケーブルタンク(格納庫)を持っている。
艦齢半ばで、3次元ジャンボイング化の改造工事が付され、艦容を一変させた。
本艦の後継として「むろと」が建造されている。
海上自衛隊では、機雷敷設を行う艦は、MMC(Minelayer Coastal)機雷敷設艦と呼び、敷設艦は、水中機材の敷設を任務としている艦である。
敷設艦として就役していたが、任務軽減の上、特務艦となった。
艦名は、名所旧跡(半島)の名称が付けられており、北海道の「津軽半島」に因んで付けられている。
ASU とは Auxiliary Ship Utility の略号。
ARC とは Repairing or Cable Laying Ship の略号で、元来は、電欄敷設艦 の意。
同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
特務艦 ASU7001 つがる 昭和30年12月15日 (退役) ARC481
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新規作成日:2002年5月13日/最終更新日:2002年5月13日