護衛艦 DD103 あやなみ 型
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護衛艦 甲型警備艦
DESTROYER
対潜重視の甲型警備艦
護衛艦 DD103 あやなみ (DD103 あやなみ型)昭和33年2月12日 三菱長崎 S30 ASU7004
はるかぜ型に続いて建造された、戦後2番目の国産甲型警備艦。対潜能力を優先され、司令部設備は有せず、量産型とされている。
はるかぜ型の平甲板型に対して、甲板室を両舷、及び艦首まで外板を延長したも長船首楼型とされた。これにより、艦内区画は格段に広げられた。また、この長船首楼の後端は、なだらかな坂で後部甲板に接続されており、後にオランダ坂と呼ばれている。
対潜艦と言っても、その兵器は最新のものが供給されず、大戦時の色彩の残る艦である。砲は3吋砲とされ、艦首に2基装備されたが、駆逐艦級としてはわが国始めての試みである。
後継はDDK113やまぐも型
艦名には、天象気象の名称から、「綾波」「磯波」など、「波」に関する名称が付けられている。
DD とは Destroyer の略号で、元来は、駆逐艦 の意。
同型艦
護衛艦 DD103 あやなみ 昭和33年2月12日 三菱長崎 S30 ASU7004
護衛艦 DD104 いそなみ 昭和33年3月14日 新三菱神戸 S30 TV3502
護衛艦 DD105 うらなみ 昭和33年2月27日 川重神戸 S30 ASU7005
護衛艦 DD106 しきなみ 昭和33年3月15日 三井玉野 S30 TV3503
護衛艦 DD110 たかなみ 昭和35年1月30日 三井玉野 S32 ASU7009
護衛艦 DD111 おおなみ 昭和35年8月29日 石川島東京 S33 ASU7013
護衛艦 DD112 まきなみ 昭和35年10月28日 飯野舞鶴 S33 ASU7014
新規作成日:2002年5月7日/最終更新日:2002年5月7日