護衛艦 DD110 たかなみ 型
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ヘリコプター搭載汎用護衛艦
DESTROYER
海上自衛隊の花形 八八艦隊の正面担当艦
21世紀を担う次世代のハイテク護衛艦
護衛艦 DD110 たかなみ(DD110たかなみ型)
「むらさめ」型に続く、第4世代のヘリ搭載汎用護衛艦。基本的には、「むらさめ」型に準じているが、垂直発射機構VLS(Vertical Launching System)は、短SAM(シースパロー)専用の垂直発射機構VLS(Vertical Launching System)が廃止され、Mk41に統合された。
短SAM(シースパロー)は、このMk41では、1つのセルに4発収められる。
また、搭載する砲も、127mm砲に強化された。
搭載ヘリコプターも、目下調達の始まったSH-60Kにも対応可能な装備がされている。
搭載ヘリコプターは、通常1機で、「あさぎり」型以降、臨時に更に1機格納可能な設計とされているが、「たかなみ」型では、着艦拘束装置の移送軌条を2本としており、本格的な2機運用も視野に入れたものとされている。
対艦ミサイルは、「むらさめ」型同様、国産の90式対艦ミサイル(SSM-1B)を搭載しているが、ハープーンの運用も可能である。搭載位置は、「むらさめ」型で短SAM(シースパロー)の垂直発射機構VLS(Vertical Launching System)があった位置に変更されており、ゆとりを持った配置になっている。
「むらさめ」型より、約100t排水量が増大したが、主要寸法、主機の馬力、速力などは「むらさめ」型と同一に抑えられている。
「たかなみ」は、浦賀の住友重機械工業浦賀艦船工場における最終建造船である。(進水は追浜で、艤装が浦賀)
DD とは Destroyer の略号で、元来は、駆逐艦 の意。
2004.6.23 某掲示板に「たかなみのマストに亀裂 投稿日: 6月23日(水)19時06分56秒」なる掲載があったようで大騒ぎになっているが、問題の艦は三菱長崎建造の「おおなみ」であり、住重横須賀建造の「たかなみ」ではない。
尚、戦闘艦艇である以上、戦闘による損害により、ただちに致命的にならないような構造にはなっており、僅かな亀裂で、即大事故になるものではない。
同型艦
護衛艦 DD110 たかなみ 平成15年3月12日 第1護衛隊群 第5護衛隊 横須賀 住重横須賀 H10
護衛艦 DD111 おおなみ 平成15年3月13日 第1護衛隊群 第5護衛隊 横須賀 三菱長崎 H10
護衛艦 DD112 まきなみ 平成16年3月18日 第2護衛隊群 第2護衛隊 佐世保 MU横浜 H11
護衛艦 DD113 さざなみ 三菱長崎 H12 建造中・平成17年3月竣工予定
護衛艦 DD114 すずなみ 石播横浜 H13 建造中・平成17年3月竣工予定
護衛艦 DD115 2244号艦
基準排水量:4600t
主要寸法 全長151m×幅17.4m×深さ10.9m×喫水5.3m
主機:COGAG ガスタービン4基2軸, 出力:60000PS
速力:約30kt
船型:平甲板型(遮浪甲板型), 乗員:約170名
主要装備:
127mm54口径単装速射砲:1基
高性能20mm多銃身機関砲(CIWS):2基
4連装SSM発射機:2基
アスロック(ASROC)/短SAM VLS:1基
3連装短魚雷発射管:2基, 哨戒ヘリコプター:1機
電子装備:
OPS-20 航海レーダー
OPS-28D 対水上レーダー
OPS-24B 対空レーダー
FCS-2 射撃指揮装置2型31
NOLQ-3 電子戦装置(ESM/ECM)
ORQ-1 ヘリコプター用データリンク装置
URN-25 TACAN
インマルサット衛星通信アンテナ
スーパーバード衛星通信アンテナ
新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2004年10月10日