Jpn 護衛艦 DE215 ちくご 型 JpnE

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護衛艦
DESTROYER ESCOAT/ESCOAT VESSEL
日本近海の守りが任務

小粒ながらアスロックも搭載する護衛艦
護衛艦 DE225 のしろ (DE215ちくご型)
バウソナー、短魚雷、アスロック(ASROC)、可変深度ソナー(VDS)を搭載し、「やまぐも」型対潜護衛艦の小型版の地方隊用護衛艦として11隻建造された。1500トン程度の艦艇にアスロック(ASROC)を搭載した艦は他に例がなく、排水量の割りに極めて強力な対潜艦である。海上自衛隊の対潜重視の傾向の顕著な例である。
DEで、初めて対空レーダーを備えたのも本型である。
本型の後継は、DE226いしかり型。
新造時は、護衛艦隊に所属する艦も有ったが、2003.3.13呉地方隊のDE225のしろ退役を最後に姿を消している。
就役当時、シルエットが類似している事から、航空自衛隊の訓練機が、監視に現れていたソ連警備艦「リガ」級を、標的艦(本級)と誤認し、襲撃飛行をしたとして話題となった。
艦名は、「天塩川」「吉野川」「熊野川」「能代川」など、河川の名称に因んで付けられている。
DE とは、元来は Destroyer Escoat の略号で、護衛駆逐艦 の意。
最近では、Escoat Vessel の略号である。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
護衛艦 DE215 ちくご 昭和45年7月31日 三井玉野 S42 (退役)
護衛艦 DE216 あやせ 昭和46年5月20日 石播東京 S43 (退役)
護衛艦 DE217 みくま 昭和46年8月26日 三井玉野 S43 (退役)
護衛艦 DE218 とかち 昭和47年5月17日 三井玉野 S44 H10.4.15
護衛艦 DE219 いわせ 昭和47年12月12日 三井玉野 S45 H10.10.16
護衛艦 DE220 ちとせ 昭和48年8月31日 日立舞鶴 S45 H11.4.13
護衛艦 DE221 によど 昭和49年2月8日 三井玉野 S46 H11.6.24
護衛艦 DE222 てしお 昭和50年1月10日 日立舞鶴 S47 H12.6.27
護衛艦 DE223 よしの 昭和50年2月6日 三井玉野 S47 H13.5.15
護衛艦 DE224 くまの 昭和50年11月19日 日立舞鶴 S47 H13.5.18
護衛艦 DE225 のしろ 昭和52年6月30日 呉地方隊 第22護衛隊 呉 三井玉野 S48

基準排水量:1500t / 満載排水量:1700t
主要寸法 全長93m×幅10.8m×深さ7.0m×喫水3.6m
主機:ディーゼル4基2軸, 出力:16000PS, 速力:約25kt
船型:平甲板型(遮浪甲板型), 乗員:約160名
主要装備:3インチ50口径連装速射砲:1基, 40mm連装機関砲:1基
アスロック(ASROC)8連装発射機:1基
3連装短魚雷発射管:2基


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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2003年3月25日