Jpn 輸送艦 LST4151 みうら 型 JpnE



輸送艦艇
AMPHIBIOUS SHIP
業務輸送に、離島に被災地に、輸送はわれらが任務

輸送艦
TANK LANDING SHIP

長く輸送任務の中心を担い おおすみ型に後を託す
輸送艦 LST4151 みうら (LST4151みうら型)
「あつみ」型に続いて、戦車揚陸艦型の輸送艦として建造された。ビーチングして、観音開きの艦首扉から、車輛、人員、貨物、を積み下ろしする。
艦内の中央は車輛甲板となっていて、74式戦車10両を搭載できる。
その両側が、輸送人員約200名の居住区となっている。
ガントリークレーンを装備し、LCM(Landing Craft, Utility)程度の搭載艇を運用できる。
艦首に3インチ砲、対空レーダーを装備し、個艦兵装もなかなか強力である。
広い車輛甲板や、200名分の宿泊設備を活用して、観艦式などの支援業務にも当たっている。
艦首のランプウェイ(道板)は、敵前揚陸時の、防弾機能も有する。
代替えとして、LST4001おおすみ型が建造されている。
「みうら」は、平成11年度末で、退役した。
「おじか」は、2000年3月31日の有珠山噴火に伴い「あきぐも」「ゆうぐも」「せとぎり」と共に災害派遣に出動している。
「おじか」は、2000年6月26日の三宅島災害派遣に伴い「ねむろ」他艦艇9隻と共に災害派遣に出動している。平成13年8月に退役した。
残る「さつま」も、平成14年の初夏には退役の見込みであり、艦首揚陸型の大型輸送艦は、「あつみ」型の「ねむろ」1隻となるが、島嶼への災害派遣任務には極めて有効であり、新型艦が計画されている。
輸送艦の艦名は、半島の名称が付けられており、神奈川の「三浦半島」、宮城の「牡鹿半島」、鹿児島の「薩摩半島」に因んで付けられている。
LST とは Tank Landing Ship の略号で、元来は、戦車揚陸艦 の意。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
輸送艦 LST4151 みうら 昭和50年1月29日 石播東京 S47 H12.4.7
輸送艦 LST4152 おじか 昭和51年3月22日 石播東京 S48 H13.8.10
輸送艦 LST4153 さつま 昭和52年2月17日 自衛艦隊 直轄 横須賀 石播東京 S49 2001/8/10第1輸送隊解隊

基準排水量:2000t / 満載排水量:3200t
主要寸法 全長98m×幅14.0m×深さ7.6m×喫水3.0m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:4400PS, 速力:約14kt
船型:平甲板型, 乗員:約115名
主要装備:3インチ50口径連装速射砲:1基, 40mm連装機関砲:1基


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LST4153 さつま(97.10.22事前訓練)




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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2002年6月18日