Jpn 掃海艇 MSC649 はつしま 型 JpnE

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機雷戦艦艇
MINE WARFARE SHIPS
世界一の掃海能力を持つ海上自衛隊の掃海艦艇

掃海艇
MINESWEEPER COASTAL

ペルシャ湾で輝く国際貢献を果たした歴戦の勇者
掃海艇 MSC649 はつしま (MSC649はつしま型)
「たかみ」型の後継として建造された、第三世代の量産型掃海艇。
以前の掃海艇は、煙突を持たず、舷側から排煙していたが、海洋汚染防止上の観点から、本型からは、FRP(強化プラスチック)製の煙突を装備する事となった。
各種掃海具の他、S-4機雷処分具を初めて搭載している。
S-4機雷処分具は、有線誘導で、処分対象機雷の直上へ潜航し、爆雷を投下する。
「えのしま」(退役済み)より、従来の単装機関砲に代わり、多銃身バルカン砲を搭載している。この機関砲は、浮揚した機雷を射撃するもので、人力操作であり、対空射撃は、目標指向の点から困難である。
掃海艇の耐用年限は、船体が木製の為、約16年とされており、リタイヤが始まっている。
退役後は、そのまま廃船となる物も有るが、支援船となり、水中処分隊の支援母船となって、地方隊で活躍するものや、掃海管制艇となって、第一線で任務に就くものが多い。
「ゆりしま」「ひこしま」「あわしま」「さくしま」は、湾岸戦争後、ペルシャ湾に派遣され、国際的にも評価される成果を上げている。
派遣された4隻は、当時、海上自衛隊の最新鋭の掃海艇であったが、掃海具などは、各国の水準から比べて、旧式と言わざるを得ず、ペルシャ湾での活躍は、ひとえに、乗員の錬度による物に他ならない。その教訓から、帰国後、最新の各種掃海具が導入される運びとなった事は、言うまでもない。
ペルシャ湾での活躍は、国際貢献の第一歩であると共に、まさに、最先端の実戦経験の教訓を得る、絶好の機会となった。
「ちちじま」「とりしま」及び、支援船となった「はつしま」は、平成11年10月、4度に渡り、神戸ポートアイランド沖で、不発機雷処分の作業を行っており、太平洋戦争後60年を迎えようとしている今日に至っても、海上自衛隊の、掃海任務は実戦が続いている。
掃海艇には、島の名称が付けられており、伊豆の「初島」、広島県の「似島」、安芸の「宮島」、伊豆諸島の「新島」、鹿児島の「屋久島」、小笠原の「父島」、太平洋の南東の「鳥島」、小笠原の「母島」、長崎の「鷹島」、愛媛県忽那七島の「怒和島」、呉の「江田島」、伊勢湾口の「神島」、国東半島の「姫島」、備讃諸島の「男木島」、山口県屋代島の「諸島」、愛媛県忽那諸島の「由利島」、下関の「彦島」、香川塩飽諸島の「粟島」、愛知県三河湾の「佐久島」などの島名に因んで付けられている。
MSC とは Minesweeper Coastal の略号で、元来、沿岸掃海艇の意。

同型艦
艦種 記号・番号 艦名 竣工/編入 配属 定係港 建造所 計画年度 退役 備考
掃海艇 MSC649 はつしま 昭和54年3月30日 日鋼鶴見 S51 YAS98
掃海艇 MSC650 にのしま 昭和54年12月19日 日立神奈川 S52 YAS101
掃海艇 MSC651 みやじま 昭和55年1月29日 日鋼鶴見 S52 YAS102
掃海艇 MSC652 えのしま 昭和55年12月25日 日鋼鶴見 S53 (退役)
掃海艇 MSC653 うきしま 昭和55年11月27日 日立神奈川 S53 (退役)
掃海艇 MSC654 おおしま 昭和56年11月26日 日立神奈川 S54 H10.3.23
掃海艇 MSC655 にいじま 昭和56年11月26日 日鋼鶴見 S54 MCL722
掃海艇 MSC656 やくしま 昭和57年12月17日 日鋼鶴見 S55 MCL723
掃海艇 MSC657 なるしま 昭和57年12月17日 日立神奈川 S55 H11.6.25
掃海艇 MSC658 ちちじま 昭和58年12月16日 日立神奈川 S56 2000.3.13
掃海艇 MSC659 とりしま 昭和58年12月16日 日鋼鶴見 S56 2000.12.1
掃海艇 MSC660 ははじま 昭和59年12月18日 日鋼鶴見 S57 2002.3.4 MCL724
掃海艇 MSC661 たかしま 昭和59年12月18日 日立神奈川 S57 2001.6.4
掃海艇 MSC662 ぬわじま 昭和60年12月12日 舞鶴地方隊 第44掃海隊 舞鶴 日立神奈川 S58
掃海艇 MSC663 えたじま 昭和60年12月12日 舞鶴地方隊 第44掃海隊 舞鶴 日鋼鶴見 S58
掃海艇 MSC664 かみしま 昭和61年12月16日 大湊地方隊 函館基地隊 第45掃海隊 函館 日鋼鶴見 S59
掃海艇 MSC665 ひめしま 昭和61年12月16日 舞鶴地方隊 第44掃海隊 舞鶴 日立神奈川 S59 2002.3.4from掃海隊群 第2掃海隊, 2000.3from第1掃海隊群 第5掃海隊
掃海艇 MSC666 おぎしま 昭和62年12月19日 掃海隊群 第2掃海隊 佐世保 日立神奈川 S60 2000.3from第1掃海隊群 第5掃海隊
掃海艇 MSC667 もろしま 昭和62年12月19日 佐世保地方隊 沖縄基地隊 第46掃海隊 沖縄 日鋼鶴見 S60
掃海艇 MSC668 ゆりしま 昭和63年12月15日 横須賀地方隊 第41掃海隊 横須賀 日鋼鶴見 S61
掃海艇 MSC669 ひこしま 昭和63年12月15日 佐世保地方隊 沖縄基地隊 第46掃海隊 沖縄 日立神奈川 S61
掃海艇 MSC670 あわしま 平成1年12月13日 横須賀地方隊 第41掃海隊 横須賀 日立神奈川 S62
掃海艇 MSC671 さくしま 平成1年12月13日 横須賀地方隊 第41掃海隊 横須賀 日鋼鶴見 S62

基準排水量:440t / 満載排水量:536t
主要寸法 全長55m×幅9.4m×深さ4.2m×喫水2.5m
主機:ディーゼル2基2軸, 出力:1440PS, 速力:約14kt
船型:船首楼型, 乗員:約45名
主要装備:20mm機関砲:1基, 掃海装置:一式


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MSC668ゆりしま 出港 (98.7.20 横須賀・吉倉)




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新規作成日:2001年11月27日/最終更新日:2002年5月12日