哨戒艦艇
哨戒艦艇には、警備艇、駆潜艇、魚雷艇、ミサイル艇、哨戒艇が含まれる。
基本的に、本土沿岸防備を担う艦艇である。
警備艇LSSL401ゆり型は、創設当初アメリカより50隻と言う多数が貸与されたもので、一部は、後の第3護衛隊群となる部隊を編成している。警備艇は、後に護衛艦や駆潜艇に取って代わられた。
駆潜艇は、沿岸防衛の為の対潜艦艇として整備され、まず、PC301かり型、PC305かもめ型、PC308はやぶさ型が整備された。後に、PC309うみたか型、PC311みずとり型が整備され、20隻を数えるに至った。
その後、代替として沿岸哨戒艦(PCE)が計画されたが、DE225いしかり型とし実現し、駆潜艇の後継は護衛艦が担うことになった。
魚雷艇は、対艦能力と共に、対潜任務も担って計画され、当初は対潜艦艇の扱いを受けていた。試験的要素のPT801魚雷艇1号型、PT803魚雷艇3号型、PT805魚雷艇5号型、PT807魚雷艇7号型、PT809魚雷艇9号型を経て、最終試作とも言えるPT810魚雷艇10号型の後、量産型のPT811魚雷艇11号型が整備された。
しかし、時代の趨勢は魚雷からミサイルとなっており、PG821ミサイル艇1号型の整備へと移行した。が、その運用をめぐり諸説があり、しばらく整備が滞っていたが、PG824はやぶさ型の整備が始まっている。
哨戒艇は、港湾防備の為に整備され、供与されたPB901哨戒艇1号型に続いて、PB919哨戒艇19号型が整備された。しかし、代替は行われず、その艦種も消滅している
新規作成日:2002年6月15日/最終更新日:2002年6月15日