階級
日本の古来の役職では、
守、輔、
武人の役では、将(かみ)、佐(すけ)、尉(じょう)があります。
官位では、一位〜七位、それぞれ、正、従の上下があります。
位階 官職
正一位 関白
従一位 太政大臣
正二位 左大臣、右大臣
従二位 内大臣
正三位 大納言、権大納言
従三位 中納言、権中納言、弾正尹、左近衛大将、右近衛大将、太宰帥
正四位上 中務卿
正四位下 参議、式部卿、治部卿、民部卿、兵部卿、刑部卿、大蔵卿、宮内卿
従四位上 左大弁、右大弁
従四位下 修理大夫、左京大夫、右京大夫、弾正大弼、左近衛中将、右近衛中将、左衛門督、右衛門督、左兵衛督、右兵衛督、太宰大弐、勘解由長官
正五位上 中務大輔、大膳大夫、太宰少弐
正五位下 式部大輔、治部大輔、民部大輔、兵部大輔、刑部大輔、大蔵大輔、宮内大輔、弾正少弼、左近衛少将、右近衛少将
従五位上 大和守、河内守、伊勢守、武蔵守、下総守、近江守、陸奥守、越前守、播磨守、肥後守、少納言、権少納言、中務少輔、図書頭、雅楽頭、玄蕃頭、主計頭、木工頭、左馬頭、右馬頭、兵庫頭、左衛門佐、右衛門佐、左兵衛佐、右兵衛佐
従五位下 山城守、摂津守、尾張守、三河守、遠江守、駿河守、甲斐守、相模守、美濃守、信濃守、下野守、出羽守、加賀守、越中守、越後守、丹波守、但馬守、因幡守、伯耆守、出雲守、美作守、備前守、備中守、備後守、安芸守、周防守、紀伊守、阿波守、讃岐守、伊予守、筑前守、筑後守、肥前守、豊前守、豊後守、侍従、式部少輔、治部少輔、民部少輔、兵部少輔、刑部少輔、大蔵少輔、宮内少輔、大膳亮、左京亮、右京亮、修理亮、内蔵頭、縫殿頭、内匠頭、大炊頭、主殿頭、掃部頭、勘解由次官
正六位上 中務大丞、内膳正、東市正、西市正、弾正大忠、左近将監、右近将監
正六位下 上総介、常陸介、上野介、安房守、若狭守、能登守、佐渡守、丹後守、石見守、長門守、土佐守、日向守、大隈守、薩摩守、式部大丞、治部大丞、民部大丞、兵部大丞、刑部大丞、大蔵大丞、宮内大丞、隼人正、織部正、采女正、弾正少忠、秋田城介
従六位上 中務少丞、式部少丞、治部少丞、民部少丞、兵部少丞、刑部少丞、大蔵少丞、宮内少丞、内蔵助、縫殿助、内匠助、大炊助、主殿助、掃部助、主水正、主膳正
従六位下 和泉守、伊賀守、志摩守、伊豆守、飛騨守、隠岐守、淡路守、壱岐守、対馬守、左衛門大尉、右衛門大尉、主馬首、勘解由判官
正七位上 左衛門少尉、右衛門少尉
正七位下 左兵衛大尉、右兵衛大尉
従七位上 左兵衛少尉、右兵衛少尉
従七位下 典膳、東市祐、西市祐、隼人祐、織部祐、采女祐、主水祐、主膳祐
などの官位、役職の序列も有ります。
左、右、の順で上下があり、「権」が付くと、一つ落ちます。
海軍の階級
海軍の階級を、大きく2つに分ける場合、士官/Officers、下士官・兵/Enlisted Membersに別れます。
4つに分ける場合、士官/Officers、准士官/Warrant Officers、下士官/Petty Officers、兵/Seamans となります。
士官/Officersには、将官/Admiral(提督)、佐官、尉官/Lieutenantがあります。
准士官/Warrant Officersは、士官/Officersの末席か、下士官/Petty Officersの筆頭に扱われる場合があります。
下士官/Petty Officers、兵/Seamans をあわせて、下士官・兵/Enlisted Membersと扱う場合があります。
一般に、兵/Seamansは、徴兵など、短期年限の任期制です。
下士官/Petty Officeは、それに対して、非任期制です。
旧日本軍の場合(士官)、将、佐、尉、それぞれについて、大、中、少 が組み合わされ、大将、中将、少将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、となります。
西洋海軍の場合、Admiral(提督)、Captain(艦長)、Lieutenant(副官)、Ensign(見習士官)が基本で、派生して細分されます。
Vice Admiral、Rear Admiral、など。
ラテン系では、Capitaine de Vaisseau(大型艦艦長)、Capitaine de Fregata(中型艦艦長)、Capitaine de Corvette(小型艦艦長)、などの細分化をします。
尚、海洋小説では、Lieutenantを海尉と訳することが通例とされているようです。
また、Midshipman(見習い士官)は、当時、戦闘時には艦の中央部において伝令任務についていたことから、こう。呼ばれていました。
新規作成日:2001年10月26日/最終更新日:2004年2月16日