航空機の値段

航空機の値段でいくらするんだろう。
実際、自分で買う機会と言う物は余りないので、ぴんと来ないのだが。

しかし、「航空機の値段」と一言で言っても、含める範囲が色々有る。
車だって、車両本体価格の他、諸費用、オプション品など、色々有る。
おもちゃの航空機なら、かった価格その物だが、ホンモノの場合はそうは行かない。

単純に見て、機体価格。
これも、機体その物と、航空機関が別だったりする。
また、一応メーカーとしての製品価格と見ても、他に、燃料、備品、その他諸費用も馬鹿にならない。

軍用機の場合は、搭載する武器、弾薬が更にかかる。

また、輸入の場合、外貨建てなら、為替レートによる変動もある。
\250/$1と、\80/$1では、優に3倍を超える。

契約数量による価格差も大きい。
同じ機体でも、製造数量の少ない自衛隊機と、2桁程度も異なる米軍機では、倍くらい違うことも珍しくない。

実際、個別の明細が明確となっている価格と言うのは、お目にかかる機会は少ない。
しかし、幾つかの値を見てみたいと思う。

1940-1945年 米軍機10万ドル前後(6-14万ドル)
1960年前後 米軍機100万ドル前後(60-140万ドル)
1960年代、YS-11が6億円だったと記憶している。
1960年代、B727が24億円だったと記憶している。
1970-1980年前後 米軍機1000万ドル前後(500-1500万ドル)
1970年代、F4EJが20億円だったと記憶している。
1980年代、B747が150億円だったと記憶している。
1990年代、F15Jが150億円だったと記憶している。
2006.6.14 NCA日本貨物航空がB747-400を2機、4.6億ドル(約552億円)で2008-9に調達するようだ。
2007.8.8 キャセイパシフィックがB777を5機、約14億ドル(約1652億円)で調達。
P-1 約201.5億円(平成22年度概算要求)。
US-2 約110億円(平成18年度予算要求)、約115億円(平成19年度予算要求)。
T-5 約4億円(平成18年度予算)、約2.75億円(平成19年度予算要求)、約2.5億円(平成22年度概算要求)。
TC-90 約11.5億円(平成19年度予算要求)。
F-2 約126.5億円(平成19年度予算要求)。
U-125A 約69億円(平成19年度予算要求)。
LR-2 約22億円(平成19年度予算要求)。
SH-60K 約70億円(平成18年度予算)、約66億円(平成19年度予算要求)、約58.4億円(平成22年度概算要求)。
TH-135 約8億円(平成19年度予算要求)、約7.5億円(平成22年度概算要求)。
MCH-101 約74億円(平成22年度概算要求)。
CH-47J 約39億円(平成19年度予算要求)、約43億円(平成22年度概算要求)。
CH-47JA 約53億円(平成19年度予算要求)、約71億円(平成22年度概算要求)。
UH-60J 約55億円(平成19年度予算要求)。
UH-60JA 約51億円(平成19年度予算要求)、約32.2億円(平成22年度概算要求)。
AH-64D 約75億円(平成19年度予算要求)。
OH-1 約25億円(平成19年度予算要求)、約20.25億円(平成22年度概算要求)。
UH-1J 約10億円(平成19年度予算要求)。


DHC-8-315 約42億円(平成19年度計画)。




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新規作成日:2006年6月14日/最終更新日:2010年6月14日