本とインターネットの情報精度

世は情報社会と言われ、新聞からインターネットへ、情報社会が移行しつつあると言う。
では、情報精度や価値はどうなのだろうか。

新聞や雑誌、書籍は、比較的長い時間を掛けて編集される。
スタッフも、取材、記事整理、原稿作成、校正、校閲、など、さまざまなスタッフが関与される。
また、編集を終了した後、印刷、配付までの時間は、如何ともし難い。
インターネットの場合、編集〜配付迄の時間は、印刷物に比べて極めて短く、速報が可能である。
しかし、インターネットの場合、個人サイトも含めて、簡単に情報発信が出来るという特性から、印刷物に比べて、スタッフの規模が小さい。
これは効率が良いことだが、ミスの修正には致命的欠陥である。
個人サイトの場合、作成者の能力が完全に同期する。

印刷物の場合、一旦印刷されれば、印刷内容の修正は不可能である。
致命的な問題の場合は、印刷をし直し、交換するしかない。
これに対して、インターネットは、即座に対応が可能である。
が、これが、良い点でもあり、混乱の元でもある。
印刷物の場合、改版を除けば、どこの書店でいつ入手しても、内容は同一である。
しかし、インターネットの場合は、いつ見たかによって、内容が異なる場合も多々ある。

逆を言えば、インターネットの場合、常に最新情報を確認する必要も有るわけだ。

また、印刷物の場合、発行後、単体で内容を理解して頂く必要が有る為、前後関係を含めた、一連の情報として整理されていることが普通である。
しかし、インターネットの場合、単発の情報が多い。

インターネットによる情報収集。
最新の行事予定などにはすこぶる有効であろう。
しかし、知識としての正確な情報には、やはり印刷物による確認をお勧めする。



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新規作成日:2002年7月14日/最終更新日:2002年7月14日