地球温暖化対策に見る、白人と新興国の論理

化石燃料消費による地球温暖化は、待ったなしの局面にきている。
が、その対策には、それぞれの思惑があってなかなか難しい。
「2050年までに現在の半減」なんて宣言したところで、はるか未来のことだから絵に描いた餅と同じこと。

さて、白人と新興国の論理には大きな隔たりがある。

白人の論理は「世界が一致協力して対処すべきで、一斉に減らそう」というもの。
あたかももっともなのだが。。。
新興国に言わせれば「今まで散々燃やして温暖化を進めてきた先進国が率先して削減すべきだ」というもの。

例えば、ここに、パンが10個あったとする。
ここに、二人の白人が来て、2つづつ食べたとする。残りは6個だ。
そして新興国の人が4人やってきた。
残りのパンは誰のものだろうか。
白人は、今いるのが6人だから一個ずつだと主張する。
が、新興国に言わせれば、白人は既に2個づつも食っちまってるんだから、残りは新興国の4人で1.5個ずつ食べるという。
どちらが正しいだろうか。

大体において、白人は、既得権を主張する。
既に終わったことだと。

鯨についても似たようなもので、散々取りまくって絶滅の危機を見て、鯨を殺すのは野蛮だという。
過去の反省など聞いた事がない。

核兵器についても同じだ。
核大国の5カ国は、散々実験をやりまくって汚染を広げた。
ここへきて「核拡散防止」とのたまう。
まあ、核兵器というものは、廃絶が望ましいことだが。。。
核大国は「世界中でこれ以上増やさない事が大切で、既存のものは少しずつ無くして行く」という。
対してインドは「なくすなら一斉に無くそう」と主張する。

さて、既に使用に規制がかかっているフロンだが。。。
これを解禁してはどうだろうか。
フロンがオゾンホールを破壊して問題になるわけだが、ありがたいことに、有色人種には、その影響は少ない。
すなわち、白人こそが、皮膚がんの危険が増えてゆく。
そう、皮膚がんによって、白人が絶滅してしまえば、白人の消費する化石燃料が必要なくなり、温暖かも食い止められる。


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新規作成日:2008年7月12日/最終更新日:2008年7月12日