呆れて物が言えない金融機関

私は東京三菱銀行小山支店で20年来の取り引きをさせていただいている

さて、2月5日昼ごろに小山支店に行ったところ、何やら引っ越し作業行ってるようだった。

ATMの入り口の所に行くと、ガラス扉に張り紙がって、この1両日の間の引っ越し作業期間中は小山支店とその出張所のATMが使用できない旨の張り紙があった。

最近金融機関の統廃合等で支店の閉鎖や移転などが多々あるが、こういった場合、通常半年なり前に通知を客に対して郵便などで案内がされていることが通常だ。

しかしながら今回の場合そういったことは全くなかった。要するに、今日ここへ来て初めて小山支店の移転が分かったわけだ。そしてこの場で、利用客はどうすればよいのだろうか。

張り紙には1両日ATMの使用はできないことは記載してあったが、その後どうすればよいのかということは一切記載がない。要するに近隣の支店への振り替えということは一切考慮されていないということだ。

支店のもう1つの扉へ行くと、何とここには一切の張り紙がなかった。

しかしながら引っ越し作業を行っているから、作業員に聞くと一応ガードマンがいた。
関係者が居ると言う事で、連絡したところ、支店担当者を呼ぶことができた。これがおおむね12時半ごろの話だ。

ここでひと通りの説明をもらったが、単にいい訳の繰り返しで、納得のいくような説明はない。移転の説明については本部の指示で事前の郵送の連絡をしなかった時いうことだが、経費節約というような事情があるのかもしれないが、何らかの案内があって当然のことだと思っている。

店内に掲示があるということで確認に行ったが、一般にATMを利用する人が入り口から入って何をするだろうか。この張り紙なり掲示を見ようと努力するだろうか。キャッシュコーナーに来た人は、そのままATMに向かい必要なことをした後ごく一般的に出口からでで帰ってしまうのではないだろうか。
常識的に考えてこのような大事な掲示は、ATMの正面に掲示してあってしかるべきではないだろうか。それがタイソウな形になる必要はない。ワープロの拡大印字や、あるいはコピーで拡大したような程度の張り紙でも良いわけだ。ATMの前に支店の移転作業の期間の運用停止ついて明示があればそれで済む話だ。しかしながら小山支店のキャッシュロビーにはこういった配慮が全くなかった。

さらに彼らが付け加えるには「支店カウンターには案内のチラシをご用意していた」ということだ。ではカウンターではすべての顧客にこのチラシを配っていたのだろうか。利用者側が支店の移転について事前に警戒心を持っていればそういったチラシを気にするかもしれないが圧倒的多数の利用客はそんなチラシに見向きもしないのではないだろうか。

さらに、一般に銀行というものは、ほとんどの取引をATMで処理しようということにしていないだろうか。入出金についてカウンターに行った時に大概の場合カウンターの行員は「ものすごく不機嫌な顔」をして「ATMを使え」という対応をする。そのATMに張り紙がないとは、全く矛盾してはないだろうか。そして小山支店の2つの出張所の方にはATMしかないようだがチラシが明確にあったそうだ。

このようなお粗末かつ顧客を完全に無視し切った、馬鹿にしきった、対応というのはどういうものだろうか。

しばらくの問答後、付近の住友銀行へ行けという話があったが、その場合手数料はどうなるのだろうか。
他行間の手数料は確かに105円程度だ。通常のサラリーマンであれば3分か5分で稼いでしまう金額だ。
しかし、銀行の事業に対してかかる金額だ。銀行の取引で105円をいただくためには顧客はどうすればよいのだろうか。この低金利時代、しかもそのわずかな金額に20%の課税さえされている。課税控除後105円を捻出するためには1,000,000円なら1カ月100,000円なら10カ月、と言う膨大な預金積数の下に生成できる金額ではないだろうか。そういったことに少しでも配慮があれば、今回のような対応は考えられません。

問答しているうちに、三菱銀行本支店間での手数料の必要となる時間について議論になったが、案内した職員は、3時までは手数料がかからないとまで言った。
そして目黒支店に行けということなので、ではその交通費はどうなのかというと、自分で負担しろ、とまでいってる。
では現金を持たずにここでの出金をもとに行動を考えていた人にとってはどうすればよいのだろうか。支店の従業員が交通費110円を負担してくれるのだろうか、あるいは貸し出してくれるのだろうか。それがない場合は歩いていけということだろうか

そしてその道順について図示を求めたところ10分程度と言いながらおよそ40分も待たされた挙げ句、不動前駅と目黒駅周辺の地図を携えて現れた。小山支店から不動前支店にどうやっていくのか、それをテーマにしているもかからずこのような対応だ。

その後副支店長が「これ以上の議論は無駄だからお引き取り下さい」ということになりたが、その説明を求めていると「帰らないなら警察を呼ぶ」ということになった。冗談かと思っておりたら実際3時25分ごろ110番通報されております。
この後警察官の来場を待って事情説明をしてもよかったのだが、まったく事情を知らない警察官にこういったことを1から説明しても、単に1、2時間もの時間の無駄であるし、解決もいたしません。
むしろ銀行強盗などと誤認して襲撃と言う危険すら考えられる。
要はこの様な状況において警察官を呼んでまで排除しようという精神自体が問題なのだ。すべては三菱銀行小山支店における対応の不適切によって発生していることに関して、利用客を警察を動員してまで脅し、排除しようとするというこの発想が許されないのだ。顛末について2月8日火曜日に説明にという話に1度なったが、即日あるいは2月7日月曜時点で対応が取れるということにならないんだろうか。
そしてまた今日の本来の私の要件はいつどうやって処理解決されるのだろうか。

また、110番通報するに当たって、副支店長の指示とは言え、その適正さについて、他の行員は、いささかの疑問も抱かずに実行するものなのだろうか。
これは、上司が「殺せ」と言えば、何のためらいもなく殺人を犯すと言う事となんら代わらない。

このような発想の物が、副支店長として、支店行員の指揮に当たっている事自体おかしな事だ。

銀行という物は、預金の支払い義務が有る。したがって、今日の出来事は、債務不履行でも有る。当然、損害賠償の対象でも有る。
もちろん、ATMなど事情により停止される場合は有る。
が、緊急不可避的状態でない以上、万人に判る状態でなければ、責任回避は出来ないだろう。
今回の出来事は、過失などによる物ではなく、悪意あるものだ。

警察官来場の顛末、写真撮影の上、フライデーなどで掲載してもらえば良かったかも知れない。

現場でこういった話をしている間にも何十人何百人という一般の利用客がATMのキャッシュコーナーに現れ迷惑して帰っ行った。みな口をそろえて「何で突然移転なのか」という迷惑そうな状況だった。これは当然のことだ。ろくな説明もない現場で、訳のわからない貼り紙を張ってあるだけ、俗にいう夜逃げ同様の状況ではないだろうか

自分たちの生活と思って考えていただきたい。親しくお付き合いをしている人、お取引のある方々、こういった方々に全く一言も触れずに突然引っ越しをしてしまうという事態があった場合、世間がどう思うだろうか。
しかも、一年も前から決まっていた事だ。 普通はこういうことは夜逃げとしか考えない。そしてこれは非常識と考えるだろう。
そういうことを今回三菱銀行小山支店では大々的に行ったということだ。

社会的にも、責任のある対応があってしかるべきだ。



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新規作成日:2000年2月7日/最終更新日:2000年2月7日