呆れて物が言えない社民党の辻本清美議員

関西弁でまくしたてるパフォーマンスで有名な、社民党の辻本清美議員が、とうとうぼろぼろになってきた。

テレビ出演で、不完全な(軍事)情報をもとに、関西弁でまくしたて、あいてをやり込める、その場限りの論法は、特に軍事に関して言えば、お話にならなかった。

ついこの間の、鈴木宗男議員に対する証人喚問では、「あなたは疑惑のデパートと言われているが、疑惑の総合商社だ」、そして「ウソツキ」とまで言い切った。
確かに鈴木宗男議員は疑惑の人だが、疑惑は晴れるかもしれない。
根拠もない「ウソツキ」には、反発も出る。
まして、冒頭の「鈴木宗男議員の母親の名前は清美で、私も清美だから、お母さんに話すように正直に答えろ」とは、社会常識を逸脱した発言だった。

さて、今回、疑惑の人となったのは、辻本清美議員辻本清美議員本人である。
疑惑の100円ショップと言う声も聞かれたのもつかの間、疑惑ではなく、黒であった。
黒の程度が問題なのではなく、他人を追求する以上、本人は潔白でなければなるまい。
「こんな事で議員を辞めたくない」と言うが、こんな事をする人には、議員をしていて欲しくはなかろう。

国から支出される血税を、法定外の使用をするのはそもそもおかしい。
もし、そのような利用をしたかったのであれば、国会議員として、法律をかえてからにするべきだった。

「他の人もやっている」「どうせなら、他の人の疑惑も道ずれに」などとのたまっているが、そんな必要はなく、さっさと辞職すべきだろう。
発覚前に、自発的に申告したならまだしも、自分が見つかったから他の人も道連れとは、往生際が悪い。

議員辞職は勧告される必要はなく、犯罪行為に対して、自らを正すべきである。
国会議員には、不逮捕特権があるが、これは一般犯罪に対して守られるべき特権ではなく、本来、政治活動に対する例えば治安維持法などによる議員発言の抑制を計ったものである。
勘違いもはなはだしい。
一度国会議員になってしまえば何やっても良いのではなく、当選時の条件を維持する事が必要であり、また、現状で再選不可能な場合、それは議員として存在する事が不当でさえある。

言いたい事、やりたい事があれば、一旦辞職し、再選してもらえば良い。

また、社民等の姿勢もいい加減なものだった。
ろくに調査もしないまま、バックアップすると発言していた。

さて、最終的に、辻本清美議員は、辞職する事となったらしい。
しかし、それで終わりではない。
法の下に、罪を償うべきではなかろうか。
また、社民党の党員として、残留するのであろうか。



2003.7 結局逮捕された。
これに対して、社民党では、「取調べにも応じており、この時期の逮捕には何らかの意図を感じ、問題がある」という。
???。何いってるのか良く分からない。
国から秘書給与を不正に騙しとって、見つかるまでほっといたのだ。
余罪もきっちり調べなければなるまい。
党の主要メンバーが関っているとすれば、党ぐるみの犯罪の可能性もある。
野党は、他を批判するのが仕事とも言われるが、それは自らが清廉潔白の場合にのみ許されるものだ。
国からの現金の騙し取りは、すなわち、国民からの騙し取りだ。
辻本容疑者も、社民党も、一件一件巡って納税者に謝罪したわけではあるまい。
少なくとも、わたしは、聞いたことがない。
されば、きっちり立件し、法の下の裁きを受けるのは当然だ。
この時期の逮捕は、選挙において、党のイメージをダウンさせるだろう。
しかし、そういう悪い党の評価は、当然悪くなるべきなのだ。
実態が暴かれ、それに応じた結果となることが、必要なのである。
国会は漫才でも興行でもない。
楽しければ良いというものではないのだ。
悪事を働き私腹を肥やすような連中は、厳しく咎められなければならない。



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新規作成日:2002年3月26日/最終更新日:2002年7月20日