能力のない教職員

大阪府の高校数学担当教員が、学力不足で教諭免職。

大阪府教委は、基礎学力と指導力が不足し教員としての適格性を欠くとして、東大阪市内の府立高校で数学を担当する男性教諭(45)を、分限免職処分にした。
生徒から「授業が分かりにくい」という苦情が相次いで指導力不足と認定され、一年余りの校外研修を受けていたが、もはや簡単には改善されないと判断されたらしい。

期間中に、高校入試やセンター試験などに十回余り挑戦して、一度も合格ラインに届かなかったというからどうしようもない。
なかには、高校入試80点満点中24点で、合格点の40点にも遥かに及ばないものもあったという。
しかし、この教諭は「テスト結果がよくなかったのは準備をしていなかったから」とうそぶいているらしい。
準備をしていないといって済むことではあるまい。
高校入試は中学生が受験するもの。
しかも、府立高校理数科の数学テストといえば、中学卒業程度の水準を逸脱することはない。
そしてまた、昨今の中学高校の教育水準は、ゆとりの名の元に、国際水準に比べて、低レベル化している。
にもかかわらず、3割しか点数が取れていない。
サイコロ振っても、もう少し点数が取れそうだが・・・。
そもそも、この試験を合格して入学してくる生徒を、この問題もとけない程度の学力のものが教師として教壇に立つことこそ、逆であろう。
また、能力不足として訓練中の身、しかも、11回もの試験があれば、少なくとも後半では準備をするべきで、それができないのは、勤務不熱心でしかない。

そもそも、学校とは、教育機関である。
生徒に物事を教えるのが本分だ。

その教員が、組合活動にいそしみ、たばこを吹かし、ろくな指導もできずにどうするのだ。

生徒の居眠りには2通りある。
生徒の不熱心が一つ。
しかし、これとて、熱意のある授業なら激減する。
もうひとつは、指導能力がなく、理解できない為だ。

難解な学科で、指導が困難なものも少なくはない。
しかし、全国平均に照らして、みずからの生徒の学力が及ばないのは、教師に問題があろう。
ただ、教壇に立つだけから、サルでもできる。

そして、十分な学力を授からなかった生徒の将来の責任はどうするのだろうか。
一人の無能な教職員の労働者を保護するがために、あたら若者の将来の希望を潰すことは、許されない犯罪ではなかろうか。



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新規作成日:2003年6月26日/最終更新日:2003年6月26日