「ノー・ウォー横浜展」と、他の美術展との違いは? 「美術展」の目的とば普通、作品の美術的価値の追求、ではないでしょうか。同好の仲間が共に 技術や感覚を磨き、展覧会では審査員を決めて評価したり、賞を与えたりもする。また会費を集 めて勉強会をしたり、慶弔金を出すなど、生活互助会的なことをするとも聞きます。 しかし、私たちの「ノー・ウォー横浜展」はちょっと違います。 @「ノー・ウォー」の冠が示すように、戦争に反対し、憲法を守るという「アピール」*に賛同して集 まった美術家たちが、作品の美術的価値はさて置き、このアピールを社会に向けて発すること が緊急に必要と思いました。その考えは10余年を経た今も変わりません。 Aまた、各自の作品のテーマは自由とし、その質についても問わないことにしました。 個人的な会話はむろん自由ですが、会としては、批評したり、賞を与えたりしません。
それでは展覧会の作品レベルは低いのでは? 他人の批評や助言、議論するのも結構ですが、創作とは結局本人の才能と努力でしょう。自分 の目で自作品を観て、よい作品に仕上げていくのが愉しみと言うベテランも多く、また未熟で発 展途上の人も参加しています。大いに歓迎。作品は上手も下手も玉石混交です。しかし本展を 機に互いに見聞きし自らを向上させられたら幸せです。ただ、美術家の好みや価値観などが異 なると話がこじれたりして、「だから参加しない」などとならないようにお願いします。 “北”が米国にミサイルを発射したら、横から自衛隊が撃ち落とす話。 憲 法 を 守 る 覚 悟 「“北”が米国に先制攻撃なんぞしたら、報復で国が滅ぼされるだろうよ、八つぁん」 「“北”をバカにしてますね、この作り話しは。ご隠居」 「それに“北”と米国との戦争に何故、攻撃されてもいない日本が出しゃばるんだい?」 「しかも先制攻撃です。戦争しない筈の日本が」 「次は当然“北”は日本を攻撃してくるよ」 「戦争放棄したわが国は、どうします?」 「個別的自衛権で防衛するしかないな」 「戦争になるんですか?」 「武器を使用するだけだ」 「そんな安倍式ウソは犬も喰わねぇ」 「ご免ごめん。武器での戦争は、日本は殺されてもしてはいけない」 「殺されちまっちゃ、話になりませんよ。ご隠居」 「いや冗談ではなく、憲法を守る日本人に、この程度の覚悟が無くてどうする!」 「人間同士が殺し合わない方法はないんですか、ご隠居?」 「あるさ。本来どの国の民も善良で戦争嫌いだ。日本も勿論。文化やスポーツを見りゃ分る」 「しかし戦争で大儲けする悪い奴らも居るんですねぇ」 「戦争ばかりに熱心で、国民のためにならない政府は駄目だ」 「早く良いのと取り換えねえといけねえや」 「今全国でその動きがぐんぐん強くなってきたねぇ、八っぁん」/ (ぎ)
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