ノー・ウォー美術家の集い横浜●年頭の挨拶 2016年1月1日


2016年“戦争法”廃止!

アベ独裁政権終了、国民連合政府へ

新年あけましておめでとうございます。

戦後70年目の昨年、安倍政権が憲法九条を破壊し、日本をアメリカの求めに応じて自衛隊を 戦地に送る「戦争法」を国会で強行採決したことに、日本中が抗議の声をあげました。
国民の生活、いのち、将来にかかわる重大問題にもかかわらず、野党の質問にはまともに答え ず、質問されていない話にすり替え、的外れな長舌に時間を浪費する一方、質問者の話し中に 大臣席から「はやく質問しろよ」とヤジを飛ばす。ふざけたような不誠実な答弁と傲慢な態度に 国民は怒りましたが、同時に事の本質が見えてきました。

安倍政権が提案した“安保法案”は「自衛隊が武器を使って戦争に参加する」もので、憲法九条 に違反することは誰にも分ります。しかし政府は憲法に違反する法律を出したと言う訳にはいか ないので、その質問には答えず、他の話で逃げて時間切れを待つことにしたようです。

9月19日、過半数の国民の反対の声を無視し、“戦争法”特別委員会は混乱の中で“採決”され ましたが、議事録には「聴取不能」と記されただけ。当夜、国会前や全国各地の抗議集会では、 「国民の声を聞け」「戦争法を廃棄しよう」の声の中から「アベ政権に代わる政府をつくろう」との 決意が湧き上がり、新しい運動となって急速に広がりはじめました。この新しいうねりは青年、子 育て中のママ、全国の弁護士、学者・研究者が、映画・演劇人、文学、音楽も、そして美術と国民 各界、階層を包み込んで、かつて経験したことのない規模の市民運動になりました。

今年は夏に参議院選挙が予定されています。新しい若い有権者と共に、アベ政権の暴走をやめさせ、 国会に民主主義を取り戻し、戦争のない世界を目指して頑張りましょう。日本の新しい歴史のページ を開く年にしたいものです。

世界中に広がった「ノー・ウォー」の声と運動に確信をもって、「ノー・ウォー美術家の集い」も 「憲法を守れ!」「戦争するな!」「表現の自由を奪う秘密保護法撤廃!」などの意思を表し、憲法を 輝かせようではありませんか。ノー・ウォー横浜展を若い力の新たな参加で盛り上げましょう。
今年8月の「ノー・ウォー横浜展」、参加者を増やすなど、皆さまのご協力をお願い申上げます。