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自己決定性
人は劣等性・劣等感の対処として自分の主体的な意見で建設的にも非建設的にも、どちにでも自己決定できるということです。
同じ状況・環境でも人それぞれ違う行動をとり、違った結果になりますよね。
アドラー心理学の重要な要素で
自分は運命の犠牲者と嘆くのでなく、自分は運命の主人公と考えます。
結構厳しいところであって、環境要因や、持って生まれたもの、遺伝、とうとうありますが、それらの中で、自分で決定して、動いていると考えます。
わかりやすい例だと、虐待を受けて育った子どもが、親になって、反面教師として子どもをたたいたりしない道を選ぶか、同じように無意識についつい叩いてしまうか。
比率的には半分くらいなんて言われていますが、同じ環境だったとしても、その体験をどう活かしていくかは、自己決定なんですよね。
マイナスな経験を、より良いものにつなげていく、昇華していくには、すごくエネルギーがいりますから、勇気を持っているかどうか?
勇気づけをたくさん受けてきたか、そうでなかったかなんて要素も大きく影響を与えます。
ただ、考え方は厳しいですが、不適切な行動を今とっていたとしても、その目的は究極的にはいいものと考えられます。
なので、その部分に対して、勇気づけしていくことができるんですよね。
勇気づけは、困難を克服する活力を与えること。
虐待の例でいえば、虐待している方も苦しいし、いけないというのは一番わかっているんですよね。
だから、自分を無意識や意識的に、周りからも責められたりして、また勇気をくじかれて、負のスパイラルにはまっているケースが多々あります。