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劣等感・器官劣等性・補償

劣等感という言葉は、アドラー心理学が作った言葉だそうです。

アドラー自身がくる病で、自身のことについて苦しんだ経験から生まれたようです。


もともと持っている、客観的に劣っている身体機能的な要素が「器官劣等性」
(視力が弱い・足がない等々)

それに対して、劣等感とは、主観的に自分のなにかが劣等だと感じること。

他者との比較よりも理想の自分(こうありたいという目標)と現実の自分とのギャップを感じたときに抱く陰性感情のことをいいます。


もともと持っているもの、背が低い・視力が低いといったものもは劣等性です。

そして、劣等性要素を持っていると、劣等感を感じやすい傾向はありますが、五体不満足を書かれた乙武さんのように、

その違いとなるのが、やはり困難な状態を乗り越えるだけのエネルギーが必要ですから、勇気がある人といえます。

逆に勇気に欠けた現われとしての強い劣等感・劣等感コンプレックスがあります。


劣等コンプレックスとは、自分が劣等であると言って取り組まなければならない課題を避けようとすることです。

どうせ自分なんて、、、

こうだから、、、

馬鹿だから、、、



逆に、さもすごいようにふるまうことで、劣等感をごまかす優越コンプレックスというのも存在します。

自分を必要以上に高くふるまったり、周りを卑下したいり。。。


劣等感と聞くと、よくないイメージが強いかと思いますが、アドラーは、、、

劣等感は全ての人が持っているもの。しかし、病気ではなく。むしろ健康で正常な努力と成長への刺激であるとアドラーは言っています。