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勇気
勇気と聞くと恐れない・何かすごいことをするといった感じがありますが。
アドラー心理学では、リスク(危険だけでなく、不確定な要素など)を引き受ける能力・困難を克服する能力・協力する能力の一部のことです人ごみで大声で歌ったり・高いところから飛び降りたりなんてものは勇気ではなく蛮勇(勇気の無い人がさもあるように振舞うこと)です。
この勇気というのが、アドラー心理学の中では大切なのですが、現在勇気の欠けている大人・子どもが日本では増えていると言われています。
では、勇気に欠けているとどうなるのか?虐待・DV・いじめ・不登校・非行などの問題行動は勇気に欠けているために起こるとしています。
ではどうしたらよいか?本当にそれだけが原因なのか?といった疑問も出てくるとは思いますが、それも後で説明します。
また、勇気に近いこととして自己受容があります(慢心や自惚れとは違います)。
あなたは自分に欠点があってもYESと受け入れますか?また自分にいいところがあってもNOと否定しますか?
こう聞かれたときあなたはどうでしょう?
自己肯定感といったほうが分かりやすいかもしれませんが、自分のことを好きでいられる。
存在を否定しない(ありのままの自分を受け入れている)。
そのことを、アドラー心理学では勇気のある人と言います。
自己受容ができていると、他者のことも受け入れることができ。他者との関係が協力的になります。
アドラー心理学でいう「勇気」とは、困難を克服する活力。
困ったときや、失敗したときに、より良い状態にしたり、次につなげたり頑張ったり、きちんと振り返ることができる力が、勇気です。
(勇気づけは、困難を克服する活力を与えること、そんなエネルギーを増やしていくかかわり方です)