発 行 都議会民主党政策調査会
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 2月23日に開会した都議会の一般質問で馬場裕子都議は、都政における福祉・教育の充実、地元の生活環境に配慮した道路建設などについて都の見解をただしました。

食の教育の充実を
馬場都議 近年ライフスタイルが多様化し、学校教育での食教育の指導体制充実・整備が必要です。
栄養教諭の配置で指導の充実を図るべきと考えます。

教育長 小中高校の「食に関する指導資料集」を作成し、配布した。今後、研修会を実施し、さらに指導の一層の充実を図る。教諭免許は国の育成講習事業の活用を検討する。
安心して生活できる
専門職のいるグループホームを

馬場都議 都でも増加の促進を目指している各種グループホームに対する国の介護者配置基準は夜間一人でよく、資格要件は無い。認知症も障害者も専門性を持つ質の高い人材確保が必要ではないか。
福祉保健局長 人材育成のために一般介護職員を対象とする専門研修やリーダー養成を実施してきた。来年度からは管理者の施設運営能力の向上を図るための研修を開始する。

生活環境重視の都市高速
        道路品川線の建設を
馬場都議 地元に配慮した中央環状品川線整備のため、どのような対応をしてきたか。
また10年にわたる工事期間、出入口や換気塔が集中する五反田地域の生活環境維持、特に道路の真ん中に設置予定の巨大換気塔の環境対策など万全の措置を講じるべきではないか。

都市整備局長 地元説明会では整備の必要性と道路構造、周辺環境への影響、景観への配慮など説明してきた。地下構造のため換気所設置が不可欠。今後,大気質の改善状況や技術開発の動向などを踏まえ必要な対策を進めていく。地元の意見に配慮し検討する。


都立高校の空調設備など
       学習環境の整備を

馬場都議 教室内の温度は外温より高くなる。近年の猛暑の中、都立校の普通教室は25%しか冷房化がされていない。生徒の学ぶ環境に関する認識と夏休みも含め年間を通した暑さ対策は。大阪府では昨年全校冷房化した。都でも一斉導入について早急に検討すべき。
教育長 17年度はヒートアイランド対策の一環として、校庭等の芝生化や壁面緑化をモデル実施し、改善効果を検証する。冷房化については財政負担や温暖化防止への課題があり、大阪方式も含め総合的に検討していく。