聖観音菩薩

像高 1尺5寸
総高 2尺8寸
  材料  桧

しょう観音菩薩
 観音さまは仏になろうとして修行中ですが、現世に降りてきて、あらゆる災難に際して人間を守護しようとされている菩薩です。
 困難に面した人が、一心に観音さまにお願いすれば、その声に感じて願い事を聞き届ける、すなわち声(音)を観じるところからその名が付けられたそうです。
 観音様は、髪の毛を結い上げて、胸飾りをつけ、体つきを女性的に作りますが、本当は男女の性を越えた性と言う事です。
 観音様の頭上の前面には、阿弥陀如来の化仏を頂き、右手は「与願」印(願い事を聞き届けると言う印相)で、左手に持った花は、蓮の蕾が一輪だけ開き、悟りの開き始めを示しています。
 首に掛け、両腕に掛けた天衣は、縫っていない布で、ここから俗に「天衣無縫」の言葉が生まれたようです。
 「聖」の字は「しょう」と読み、「正」の字を当てる事もあります。観音菩薩は、現世利益の仏様で、十一面観音菩薩、千手観音菩薩と、一層の力を付けた「変化観音」と発展しましたので、「聖」の字を当て、「元の、本当の」などの意味で付けられたようです。
 
 ついでに、この写真の台座の説明をしておきます。
上から、「蓮華」、「敷なす」、「受座」、「華盤」、「下敷なす」、「華盤」の下に下がっているのは「華足」、「受座」、「返花」(かえりばな)、「上框」(うえかまち)、「下框」、一番下が「小足」です。
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