氷川神社の御創立年代は はっきりしていませんが 新編武蔵風土記という本に
 氷川社(境内五段一畝)村の中央にあり 鎮座年代詳ならず 昔は年貢地なり
 しが元禄年中より社地免除あり云々とありますので 徳川時代以前の頃に鎮座
 されたものと思われます。

 明治四十一年九月十三日桐ケ谷村にあつた 諏訪神社 八幡神社 廣智神社を
 氷川神社に御一緒にお祀り致しました。

 境内には自然の挽き水があり 氷川の滝(氷川の縣泉)と呼ばれ江戸七瀑布の
 一つとして有名であります。

 御祭神は次の五柱の神様をお祀りしております。

 主神  氷川神社 素盞嗚尊      (すさのおのみこと)
 合祀  八幡神社 誉田別尊      (ほんだわけのみこと)
      諏訪神社 建御名方命    (たけみなかたのみこと)
      廣智神社 於母陀流神    〔面足命〕 (おもだるのみこと)
      廣智神社 阿夜詞志古泥神 〔惶根命〕 (かしこねのみこと)


 以上五柱の神様を合祀して氷川神社と申し上げております
 境内には樹木が生い茂り 夏には涼を求める人が多く 静寂で老杉老松が茂り昼
 尚暗いほどでした

 現在の御社殿は流れ造りと言い(約三十三坪余)昭和十三年九月に御造営されま
 した

 江戸時代より桐ケ谷村と呼ばれ現在は西五反田一円の鎮守で 毎年九月十三日前
 後の三日間 (金曜日、土曜日、日曜日) 御祭礼が行われ日曜日には早朝より夕刻
 まで大神輿の渡御が盛大に執行されます

神社名   氷 川 神 社 (ひかわじんじや)
旧社格   村 社

神社神輿   昭和五年 行徳 後藤直光 作  台輪三尺八寸(毎年渡御)
境内末社   稲 荷 神 社  御祭神 倉稲魂命(くらいなだまのみこと)
         例祭日 二月初午 (旧初午)

鎮座地    東京都品川区西五反田五丁目六番三号
御祭神    前述 五 柱
例祭日    九月十三日に近い金曜日(宵宮祭) 土曜日(祭典) 日曜日(神事祭)
境内地    壱千六百四拾四坪四合
氏子区域  西五反田三丁目、四丁目、五丁目、六丁目、七丁目、入丁目
        荏原一丁目 (一部)、小山一丁目 (一部)、大崎四丁目 (一部)



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作 成 日 : 2001年 6月25日
最終更新日 : 2002年 8月25日