学校選択制、いよいよ11年目に入りました!

第二延山小学校長  岸  達也

1.第二延山小学校の様子

 第二延山小学校は品川の教育改革・プラン21の「学校選択制」開始以来、児童数、学級数ともに増え続けています。平成22年4月1日現在、児童数は638名、学級数18学級(各学年、3学級)です。学期毎に行っている「学校公開」はもちろん、次年度の新1年生保護者対象の「学校説明会」には、年々参加される保護者が増えています。学校の教育活動についての質問も活発に出され、真剣に自分の目で学校を選択しようという保護者の熱意が感じられ、学校としてもこれからの児童の教育を「共に創る」手ごたえが確かに感じられ、有難く受け止めています。
児童数 入学者数
平成12年 433 75
平成13年 440 83
平成14年 445 88
平成15年 490 105
平成16年 494 77
平成17年 555 112
平成18年 575 106 ※平成18年度より抽選制を導入
平成19年 585 99 ※平成19年度より受け入れ枠は原則100名となる。
平成20年 617 108
平成21年 620 106
平成22年 638 111

2.学校選択制のよさ

 学校選択制は、様々な特色ある学校の中から保護者の教育に対する思いや願いに合わせて自分の子どもの教育を託す学校を選べるよさと、同時に、保護者自身が選択した学校を共に支え創っていこうとする教育の当事者としての参画意識がたかまるよさがあります。また、同じ幼稚園や保育園の友だちと同じ学校に行きたいという願いもかなえられ、入学時から楽しく学校に通えることは、保護者にとっても子ども達にとっても安心です。
 平成18年度から品川区小中一貫教育要領に基づき、小中一貫教育が実施されました。9年間の育ちを見取り、確かな学力と社会的人間性の育成を図るためには、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を充分に果たし、かつ、相互に協力連携し合うことが大切です。選択制以前はどちらかというと「学校におまかせします」的な保護者が多かった実態がありました。現在は、選択した学校の授業や行事をしっかり見取り、参加することで実感したり、PTAの一員として共に授業や行事を創ったりする積極的な保護者が多くなりました。

3.学校選択制の成果

 学校選択制の成果は、@保護者が「選択の自由」と「選択した責任」を持ち、学校行事や授業、PTA活動等に積極的に参加し、学校と共に子ども達の健全育成を図る。A学校は選択され教育を託された責任を充分に果たすために、教育計画を開示し、開かれた学校システムを通して、保護者への説明責任を果たす。Bこの努力の結果、学校・保護者の双方向の協力連携により、保護者にとって第二延山小学校がより身近な学校になり、子ども達にとってより安心して学べる学校になったことです。
 学校公開では、「学校の教育活動の様子がよく分かり安心した」「子ども達の考える力を伸ばそうという方針が明確で分かりやすい」「子ども達が授業に集中していて楽しそう」「新聞やTVでよく見る学級崩壊のイメージが強く心配していましたが、子ども達が自然体で落ち着いていて、とても良い印象でした」等々、感想をいただき、教職員にとっても大きな励みとなり、一層の授業改善に取り組んでいます。