オンライン取引
尚、本情報の利用に関する責任は、当方では一切関知いたしません。
オンライン取引
インターネットが普及した最近では、銀行や証券会社で、オンライン取引ができるようになってきた。
インターネットを使えば、どこのパソコンからでも、取引が出来る。
中には、携帯電話から同様の取引が出来るものも出来ている。
もちろん、この便利さの反面、情報盗用などによる犯罪や事故も潜在するのでむやみな利用は考え物である。
銀行であれば、口座照会、残高照会、取引履歴照会、振込み、振り替え、定期預金などの預金商品の取引(一般に出金系は出来ない)が可能である。
証券会社であれば、口座照会、残高照会、取引履歴照会、買い付けや売却が可能である。
メリットとしては、自分の好きな時間に、別段の待ち時間を必要とせずに、いつでも処理が出来る点である。
また、窓口処理に比べて、手数料が安いと言う点もメリットである。
リスクとしては、情報盗用などによる犯罪や事故がある。
パスワードなどは確率が低いと言うだけで、いずれかの文字の組み合わせで一致してしまう代物である。
その為、誤入力の制限回数を設定したり、二段構えにしたり、毎処理ごとで確認させたりと、各社嗜好を凝らしている。
便利さと煩わしさは相反し、安全性に対応する。
また、入力操作を以って指示とする以上、入力を間違えるとお話にならない。
たとえば1000株の注文をしようと思ったとき。
単位を「株」と書いてあると思って1000と入力したが、「単位株」の意味であったとしたら、1000株の注文ではなく、1000000株の注文となってしまう。
もちろん仕組みとしては確認画面を経由するのだが、思い込み激しく、先を急げば「確認」として処理してしまうだろう。
入出金取引であれば、残高の範囲内でしか処理できないが、株の売買の場合、約定日と受渡日が異なる関係から当日のあり高には必ずしも影響されないため、有り高を超えた処理も可能である。
もちろん、信用残高による制限はあるので、べらぼうに違えば入力エラーとなるのだろうが、1桁程度の狂いでは許容範囲とされよう。
対面取引であれば、これほどの異常な注文は、担当者が確認してくれるものだが、オンライン取引ではあくまで自分で良く注意しなければならない。
2005.12.8には、証券会社が「61万円で1株」を「1円で61万株」と入力処理し、大騒ぎにもなった。このときの損失は300億円とも言われている。
他人事なら腹を抱えて笑い転げるところだが、自分のことなら凍りつくだろう。
また、表示内容についても、完全なリアルタイム更新なのか、前日までの処理確定のものなのかなど、オンライン取引の仕組みについても熟知しておく必要がある。
とはいえ、何十ページもあるマニュアルを熟読するのも大変なのだが・・・
これ以外にも、ユーザ専用の情報提供がある。
一般的なニュースは、一般報道でも出るのだが、市況動向や、日々の数値的動き、過去の履歴など、個別案件で好きなように見られる点もなかなか便利ではある。
情報サービスのみを利用して、取引は直接担当者と行うと言うのも、ひとつの選択肢である。
新規作成日:2005年4月16日/最終更新日:2005年12月9日