インデックスファンド

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インデックスファンド

追加型株式投資信託のひとつ。
追加型とは、いつでも追加買付が出来るもの。

投資信託は、各種あり、それぞれが特徴ある銘柄選択や、投資運用方針により、成果を挙げるべく努力している。
が、その見込みは、あまりにも変動要素が多く、シロウトにはわかりづらい。

これに対して、インデックスファンドは、指標となる指数に対応する銘柄を投資対象とし、指標指数に連動した値動きとなるようになっている。

その為、業種などに特化した値動きはせず、ある意味平均的な値動きとなるとともに、個々の銘柄の知識を持たずとも、新聞やテレピ等で、確認しやすいものである。

運用会社もいくつかあるようだが。

「インデックスファンド225」の場合は、日経平均の対象銘柄を集めている。

ただ、設定価格の数値は、日経平均株価の数字とは異なっているため、日経平均株価の値動きにほぼ比例するとはいえ、やや見ずらくもある。
これは、株式投資信託の場合、信託財産の中から分配金を支払うことにより、単価が変動してしまうことによる。

また、基準価格は、(処理期限15:00の)申し込み当日終値の株価に対して確定するため、当日の中間の値動きではわからない。
従って、安いつもりで申し込んでおいても、終値で急反発されると、想定と狂うこともありうる。
また、ボックス相場が続く場合は、他のファンドに比べて極めて上昇期待が薄れる傾向にもある。
その意味では、個別の契約案件ごとにシビアに利益追求するよりは、長期的積み立て感覚の方が向いているかもしれない。


例えば、2005.夏には日経平均株価は12000円台であったが、9月に入って13000円を超え、更に14500円の声も聞こえている。
株価の推移に保証などないのだが、仮に、14500円を目標値と設定すれば、13000円に対して約1割の利ざやが稼げることになる。
もちろん、推移については分析が必要だ。
ただ、個別の銘柄を扱う株取引に比べれば、あたりはずれが無く安定しているといえる。


2005.12には日経平均株価が15000円を超えた。
上昇基調が見えてきた。

仮に日経平均株価15500で買い付けたとした場合の想定値を見てみよう。
左から、日経平均株価、単純上昇率、買付手数料2.1%源泉徴収税10%勘案の収益率である。
買付手数料2.1%はファンドにより異なり、源泉徴収税10%も税制によって異なるので、あくまで目安である。
買い付け価格が安いほど、上がれば上がるほど、利ざやが稼げることは言うまでもないが、それほど急激に上昇を達成するわけでもないので、想定期間も問題だ。
また、1%くらいでは大したことがないとも見えるが、預金金利であれば10-100年分であり、比較的短期間と想定される現状ではそれなりの妙味もある。
仕込むなら、安いほど、早いほどおいしいだろう。
また、一本調子で上がるわけでもないので、一時的に下がったときを見計らうのもよいだろう。
16000: 3.225806452% 1.034503548%
16500: 6.451612903% 3.998697097%
17000: 9.677419355% 6.962890645%
17500: 12.90322581% 9.927084194%
18000: 16.12903226% 12.89127774%
18500: 19.35483871% 15.85547129%
19000: 22.58064516% 18.81966484%
19500: 25.80645161% 21.78385839%
20000: 29.03225806% 24.74805194%
左から、目標価格、15500に対する単純上昇率、正味利得率。
計算式=(想定価格-15500*1.021)*0.9/15500*1.021*100%


インデックスファンドは、基本的に対象指数に対して忠実にトレースすることが求められるわけで、他のファンドと異なり、ファンドマネージャーによる裁量はほとんど存在しない。
その意味では、手数料は安いに越したことはないだろう。
買い付け手数料は、概ね0.5-2%前後であるから、手数料差1%はかなり大きいだろう。
仮に2.1%の手数料のものだと、16500が16846.5を超えて初めて利益が出るが、これが「0%」なら16600円でもオッケーであるから、その分リスクが少ない。


また、類似の商品に、ETF 株価指数連動型投資信託受益証券と呼ばれるものもある。


日経平均株価(1988-2004)
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新規作成日:2005年4月21日/最終更新日:2006年1月9日